人気RPG「ウィッチャー」シリーズの原作小説 第3巻「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」のページです。小説とゲームの両方に共通で登場する人物やエピソードなどをまとめています。
概要・みどころ
「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」はポーランドの人気作家アンドレイ・サプコフスキが描く、全5巻におよぶ大長編ファンタジー小説「ウィッチャー」サーガの第3巻です。
ご存じのとおり、人気RPG「ウィッチャー」シリーズの原作にあたり、非常に大勢の個性的なキャラクターが登場し、複雑に絡み合う、重厚で深みのあるストーリーが魅力の大傑作小説です。
心強い仲間たちとの出会い
「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」では、前巻「ウィッチャーⅡ 屈辱の刻」で発生したサネッド事件で重傷を負ったゲラルトが、ブロキロンの森で木の精の庇護を受け療養した後、シリ探しに旅立ちます。
そんな中、ゲーム版ウィッチャー3でもゲラルトの親友として登場し大活躍する、ゾルタンや吸血鬼のレジスといった人物と出会います。また、非常に優れた弓使いであるミルヴァという魅力的な女性も仲間に加わります。
仲間たちと助け合いながら賑やかに旅を進めますが、お約束のように各地で色々な出来事に巻き込まれます。
女魔術師会
「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」では、ゲーム版ウィッチャー3で大活躍する女魔術師会が結成され、活動開始するところが描かれます。
前巻「ウィッチャーⅡ 屈辱の刻」のサネッド事件の折、イェネファーはシリを娘と呼び、養母になることを決心しましたが、途端にシリを失ってしまいました。また、イェネファー自身も囚われの身となってしまっています。
自責の念にかられるイェネファーの心の中は、女魔術師会のことなんかよりも、シリを探さなければいけない想いでいっぱいです。そんな中、同じく女魔術師会のメンバーであるフリンギラから、とあるヒントを得ます。
「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」では、娘を探す父親ゲラルトに加え、娘を探す母親イェネファーの旅もはじまります。ゲラルト、イェネファー、そして彷徨うシリの3人の視点でカメラがめまぐるしく切り替わりながら、躍動的にストーリーが展開していきます。
ゲーム版と共通の登場人物
本項ではゲーム版ウィッチャー3と第3巻「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」に共通で登場する人物についてまとめています。原作小説を読むことで、ゲーム版ではわからなかった部分のエピソードを含め、広く知ることが出来ます。
ゲラルト
レギュラー登場 ウィッチャー
白狼の名で知られるウィッチャー
シリ
レギュラー登場
シントラの故キャランセ女王の孫娘
イェネファー
レギュラー登場 女魔術師会 ロマンス
女魔法使い。ゲラルトのかつての恋人(2巻からは「ゲラルトの恋人」に表記が変わる)
ダンディリオン
レギュラー登場
吟遊詩人
トリス
レギュラー登場 女魔術師会 ロマンス
女魔法使い
フィリパ
レギュラー登場 女魔術師会
レダニアのヴィジミル王に仕える女魔法使い
ディクストラ
レギュラー登場
レダニア国の諜報部長
アイダ
女魔術師会
エルフの女魔法使い
キーラ・メッツ
女魔術師会
テメリアのフォルテスト王に仕える女魔法使い
フリンギラ
女魔術師会 ロマンス
ニルフガード帝国の女魔法使い
マルガリータ
女魔術師会
女魔法使い。魔法学校の校長
レジス
準レギュラー
理髪外科医。吸血鬼
Lore・エピソード
古き血脈の子
「古き血脈の子」では、パリ・ギャップ・コーストにあるアヴァラックの研究所を調べに行きますが、研究室の壁にララ・ドレンから始まる詳細な家系図が掲げられています。
しかし、ゲーム内ではその家系図に書かれている文字までははっきり見えず、ララ・ドレンがどれで、シリがどこにいるのかすらよくわかりません。
これを詳しく知ることができるのが「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」です。遺伝因子がどのように作用したときに特殊な能力が出現するのかについても、赤リンゴ、青リンゴ、ザクロを使って詳しく説明されており、深く理解することができます。
また「ウィッチャーⅢ 炎の洗礼」の巻末には、翻訳家の川野靖子先生が作成された家系図が付録されています。ララ・ドレン、シリ、キャランセ女王をはじめ、非常に多くの人名が出てくるため、文章だけだとこんがらがってしまいますから、とてもありがたい資料です。