《ウィッチャー2攻略》香煙の毒 のページ。クエスト「香煙の毒」について場所や報酬などの概要と、クエスト開始から完了までの進行等の攻略情報をまとめています。
概要
香煙の毒 | |
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Witcher2 Side | |
The Scent of Incense 経験値: 最大105exp (内訳): 自力で洞窟に向かった場合20exp, クエスト完了時85exp 報酬: 200オレン, 製法:森の賢者 |
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プレイ期限: ロッシュルート時はロレド暗殺でロレドの屋敷中庭に入った時点迄、イオルヴェスルート時は王の暗殺者のレソ戦完了時点迄 | |
種別 | サイドクエスト |
章 | 第1章中盤 |
場所 | フロットサム市街地, 洞窟(本クエストの専用エリア) |
前提クエスト | 神意と死刑台 |
後続クエスト | 夢を売る店 |
クエスト「香煙の毒(The Scent of Incense)」は、フロットサム市街地で練金屋を営んでいるヴィルモス・バルトークが発見した合法的なフィスティックのレシピを狙う、ヴァンセル・パッグという人物に対応するクエストです。
ストーリーの分岐
本クエスト「香煙の毒」では途中の行動選択や会話選択にて細々と分岐が発生します。
- 本物の製法 or 偽物のレシピ(報酬200オレンの有無に影響)
- 目隠しをされる or されない(ボーナス経験値20の有無に影響)
- 洞窟内の探索をできる or できない
とはいえ、大きな相違点というものでもありません。
なお本クエストで、洞窟内の探索または報酬として入手し得る「製法:森の賢者」は、分岐によっては入手できない場合もありますし、入手出来るのに拾い忘れることもあり得ますが、本クエスト中に入手しなければゲームを通して入手できないアイテムであるという訳ではありません。ロビンデンで練金屋を営んでいるアネツカが207オレン程で販売しています。
「夢を売る店」の同時進行
本クエスト「香煙の毒」が発生すると、クエスト「夢を売る店」をプレイすることも可能となります。但し「夢を売る店」の進行に当たっては取引可能な商人が1名不在になる影響があります。
本クエスト「香煙の毒」とクエスト「夢を売る店」は必ずしも同時進行する必要はありません。本クエスト完了後も引き続き「夢を売る店」をプレイすることは可能ですので、デメリット部分に困らないよう十分注意しましょう。
クエストの開始
クエスト「香煙の毒」の依頼人はヴァンセル・パッグという名前の男性です。メインクエスト「神意と死刑台」の進行中、ロレドとの会話が完了したタイミングから受注可能となります。
ヴァンセル・パッグはフロットサム市街地の船着場、木製の通路、上の地図のヴァンセル・パッグ(受注)の位置に立っています。通路は上層と下層があります。下層(桟橋と同じ高さの層)の方に居ます。
- いいだろう(受注)
- 興味はない(受注保留)
ヴァンセル・パッグと会話し「いいだろう」を選択することでクエストが発生します。「興味はない」を選んだ場合はクエスト受注が保留され、会話はいったん終了となります。
もうクエストを受注できなくなるわけではなく、改めてヴァンセル・パッグに会話すれば、同じ会話選択肢が出現します。
クエスト開始時点のジャーナル
香をくゆらすのはお好きかな? ならば語ろう。ゲラルトは港で会った学者から、毒の煙を生じる香を売っている店があると聞かされた。だがその香の調合書を手に入れないことには、犯罪を立証できないという話だった。高い報酬を出すというのでゲラルトは依頼を引き受け、調合書を取ってくることにした。
クエストの進行
本クエストの進行中のゲラルトの行動によっては、フロットサム市街地の商人が1名不在となり減りますので注意しましょう(後述)。
毒入り香の調合書を手に入れる
クエストを受注すると、ヴァンセル・パッグとの会話選択肢はまず「まだだ」のみが出現します。毒入り香の調合書を入手することで会話選択肢が増えます。
毒入り香の調合書は、フロットサム市街地で練金屋を営んでいるヴィルモス・バルトークから入手することが可能です。ヴィルモス・バルトークにクエストマーカー指示が付きます。
本クエストを受注後ヴィルモス・バルトークの練金屋に行くと、店の前に人だかりが出現しています(受注していない場合は出現していません)。
この人だかりの中に居るマティルダ・スザボーという名前の女性は、本クエストの二次的なクエストである「夢を売る店」の依頼人で、会話することでそちらもクエスト受注が可能です。
ヴィルモス・バルトークとの会話
ヴィルモス・バルトークと会話では以下の会話選択肢が出ます。
- ある調合法が欲しい(本クエストの進行)
- 何を扱ってる?(取引)
- ヤクを売っているのか?(夢を売る店の選択肢)
- 用はない(会話終了)
「ヤクを売っているのか?」はクエスト「夢を売る店」のための会話選択肢です。同クエストを受注している場合のみ出現します。「ヤクを売っているのか?」を選んだ後の行動によってはヴィルモス・バルトークの店が閉店となり、取引可能な商人が1人減る場合がありますので注意しましょう。詳しくは夢を売る店のページをご覧ください。
ヴィルモス・バルトークとの会話における「ある調合法が欲しい」が本クエストのための会話選択肢です。これを選択する限りは、いきなりヴィルモス・バルトークの店が閉店することはありません。
「ある調合法が欲しい」を選択した場合、ヴィルモス・バルトークは偽物の調合法の提供を提案してき、さらに以下の会話選択肢が出現します。
- そうか
- 今すぐ調合法を渡せ さもなければ…(脅迫)
- またな
「そうか」を選択した場合は偽物の調合法であるクエストアイテム「誤ったレシピ」をもらえます。脅迫を選択したうえで脅迫を通せた場合は本物の調合法であるクエストアイテム「本物の製法」をもらえ、能力「脅迫」を1段階習得できます。
脅迫チャレンジは1度きりです。通せなかった場合は、再度会話すると「そうか」しか出現せず「誤ったレシピ」しか得ることはできなくなります。
なお、「今すぐ調合法を渡せ さもなければ…」の脅迫を実行したとしても、それが原因でヴィルモス・バルトークの店が閉店することはありません。
本物であれ、偽物であれ、調合法を入手したところで下記のようなジャーナルが追加されます。
本物の調合法「本物の製法」を得た場合
調合書を手に入れるのは難しくはなかった。ゲラルトは港の学者のところへ、手に入れた情報を持って行った。
偽物の調合法「誤ったレシピ」を得た場合
ゲラルトは調合書を手に入れたが、それはよく似た別の香のものだった。しかし学者にはその違いが分からないだろうと彼は思った。
調合書を港の学者に渡す
クエスト目標「本物の製法」または「誤ったレシピ」を入手したうえでヴァンセル・パッグと会話すると、会話選択肢に「ああ」が追加されます。
また、さらにクエスト「夢を売る店」が発生済み、つまり調合書をめぐってトラブルが起きていることを知った状態なのであれば、会話選択肢にさらに「これを渡すわけにはいかん」も追加されます。
- まだだ
- ああ(「街の広場の門で学者に会う」へ)
- これを渡すわけにはいかん(失敗終了へ)
「これを渡すわけにはいかん」を選択した場合は、クエストを普通に進行させた場合とは少し異なった展開となります。クエスト完了の欄で後述します。
街の広場の門で学者に会う
会話選択肢「ああ」を選ぶとクエスト目標が「街の広場の門で学者に会う」に更新され、以下のジャーナルが追加されます。
何であれ調べて確かめるというのが学者のあるべき態度だ。依頼人は、ゲラルトが持ってきた香の調合書が本物かどうかを自分の実験室で確かめたいと言い、街の広場の門のところで落ち合うことになった。
ヴァンセル・パッグはフロットサム市街地の東側の門を出たところ、上の地図の待合せ場所の位置に移動します。この場所はクエストマーカー指示が付きます。
待合せ場所に居ると会話すると、下記の会話選択肢が出現します。
- 分かった(目隠しされる)
- 断る
- 了解だ(目隠しされる)
- なら止めとこう(「実験室へ行く」へ)
「分かった」または「了解だ」を選んだ場合は目隠しされ、ヴァンセル・パッグのアジトである洞窟に移動(ムービー)となります。この時、武器などは奪われ、牢獄に入れられた状態になります。
「本物の製法」を所持していた場合
「本物の製法」を所持していた場合は、ムービーの後、ヴァンセル・パッグと再度会話となります。ここでの会話選択肢にて、以降の行動が変わります。
- どうも(クエスト完了へ)
- どうかな(「襲撃者たちを倒す」へ)
「誤ったレシピ」を所持していた場合は、ムービーの後、ニセ物であることがバレ、クエスト目標が「襲撃者たちを倒す」に更新されます。
実験室に行く
「なら止めとこう」を選んだ場合は目隠しはされず、自力でヴァンセル・パッグのアジトである洞窟へ向かうことになります。下記のジャーナルが追加され、ボーナスとして経験値20を獲得できます。
目隠しをしてくれと言われてゲラルトは笑い飛ばした。実験室まで調合書を持って行くから場所を教えろと、ゲラルトは要求した。
洞窟の入り口の位置にクエストマーカー指示が付きます。洞窟内に入ると、デスクの位置にヴァンセル・パッグが居ます。近づくとイベントとなります(クエスト完了へ)。
襲撃者たちを倒す
本物の製法を持っていて、かつ、「どうかな」を選んだ場合、および、偽物のレシピを所持していた場合は、目隠しをされたことで入れられた牢獄にそのまま閉じ込められることになります。クエスト目標が「襲撃者たちを倒す」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは目隠しを受け入れ、依頼人に導かれて秘密の実験室に行った。それは罠だったが、罠を仕掛けたのは素人で、ゲラルトはプロだった。
洞窟に連れてこられるムービーが完了した時点で武器を奪われていますので、最初は素手の状態です。牢獄は入口の板にアードを当てて吹き飛ばせば脱出できます。さらに、その目の前にある武器立てに「極上の小剣」がありますので、牢獄から出たらまずそこを目指し、武器を入手しましょう。入手したら自動的に装備された状態になります。
クエストの完了
成功終了:本物の製法を所持、かつ、「どうも」を選択
この場合、会話選択肢を選んだところで洞窟の外(マップのイベントの位置付近)に出され、クエスト完了となります。完了時報酬は200オレンと経験値85、「製法:森の賢者」です。下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは依頼人が実はフィステック麻薬の売買人だと気づいたが、約束の報酬をもらえたので気にしないことにした。ただ、どこで麻薬を作っているのか疑問には思った。
いったんは奪われていた武器等も自動的に返却されてきており、失われることはありませんが、装備スロットから外れた状態になっていますので、改めて装備しておくようにしましょう。
また、洞窟の入り口は閉鎖されており、入ることは出来ません。従って、製法:森の賢者は自動的に得られたものの、他の洞窟内の物資(クラフティング材料など)は入手出来ません。
成功終了:目隠しをされる
極上の小剣を入手したら、取り囲んでいるヴァンセル・パッグおよび盗賊4体の合計5体と乱戦です。
極上の小剣のあった武器立てのすぐ横にある宝箱(所持品)には没収されたゲラルトの本来の装備品と月のルーンが入っていますが、交戦状態ですので確実に宝箱を開けるのは厳しいでしょう。タイミング次第では宝箱を開けられることもあります。
もし宝箱を開けられた場合は、極上の小剣か日頃使っている鋼の剣の、有利な方を使用できます。
ヴァンセル・パッグは非常に弱いですが、残りの4体は堅いです。同時に複数を受けるとしんどいですので、極力、洞窟内の道が細くなっているようなところにローリング回避(SPACEキー)で移動し、1体ずつ対応できるように持って行きましょう。
殲滅したところでクエスト完了となり、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは依頼人とその部下を片づけたが、それは科学にとっての損失にはならなかった。彼らはフィステック麻薬の売買人で、しかもサラマンドラの残党だったのだ。ずっと以前にゲラルトが対決した結社である。
完了時報酬は経験値85です。オレンはありません。また、5体を倒したことによる戦闘からの経験値入手もありません。
但し、洞窟内の探索が可能ですので、青い隕石や製法:森の賢者などのアイテム類を回収しておくようにしましょう。
洞窟内探索後は、洞窟の出口から屋外へ普通に出るか、または、フロットサム行きのボートを使って脱出することができます。
成功終了:「実験室に行く」
目隠しをされず、クエスト目標「実験室に行く」にて自力で洞窟に向かい、ヴァンセル・パッグとの会話イベントを発生させた場合は、会話イベント完了時点でクエストも完了となります。
「本物の製法」所持時
本物の製法を所持していた場合は、戦闘はなく平和に完了する流れとなります。下記のジャーナルが追加されます。
学者という名乗りは偽りだった。しかしゲラルトにはどうでもいいことだったので、麻薬フィステックの調合書を依頼人に渡した。報酬さえもらえれば満足だったのだ。
完了時報酬は200オレンと経験値85、「製法:森の賢者」です。
洞窟内は自由に探索できるようになっていますので、青い隕石などのアイテム類回収が可能です。ゲラルトが装備を奪われるルートの時に保管される予定だった宝箱(所持品)には月のルーンが配置されています。
また、抜刀すればヴァンセル・パッグや盗賊を倒すことも出来ます(任意)。但し倒したところで戦闘からの経験値は入りません。また、ジャーナル更新もありませんしクエストの結果が変わることもありません。
ヴァンセル・パッグたちを倒すことで変化する点は、洞窟の出口から屋外へ普通に出るのに加え、フロットサム行きのボートを使って脱出することも出来るようになる点くらいです。特にメリットはないです。
「誤ったレシピ」所持時
誤ったレシピを所持していた場合は、ヴァンセル・パッグはこれに気づき、戦闘する流れとなります。下記のジャーナルが追加されます。
しかし依頼人は調合書がニセ物だと気づいた。当然予想できたことである。依頼人は激怒して、ゲラルトに襲いかかった。愚かな行動だった。逆上した相手から身を守るために、ゲラルトは依頼人を殺すしかなかった。
完了時報酬は経験値85です。本物の製法に対する報酬である200オレンはもらえません。また、製法:森の賢者については自力で回収することが出来ますのでデスクの近くの宝箱をチェックするようにしましょう。
洞窟内探索後は、洞窟の出口から屋外へ普通に出るか、または、フロットサム行きのボートを使って脱出することができます。
失敗終了:「これを渡すわけにはいかん」選択時
調合書を入手した後のヴィルモス・バルトークとの会話にて「これを渡すわけにはいかん」を選択した場合は、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは調合書を手に入れたが、港の学者のところへ持って行く途中で気が変わり、渡さないことにした。学者は怒った。「これで終わりだと思うなよ」という不吉な脅し文句を後に、ゲラルトは立ち去った。
ジャーナルはこうなっていますが、実際はヴィルモス・バルトークの方が急いで走り去って行きます。クエスト目標は表示されず、また、クエストマーカー指示も出ません。
以降、本ページの地図内、イベントの位置に近づいた時に専用のイベントが発生し、ヴィルモス・バルトークと盗賊4体の合計5体との戦闘となります。戦闘後に回収できるようなアイテム類もほとんどありません(がらくた等が少々取れる程度)。
このイベント完了を経てクエスト完了となります。完了時の報酬経験値は85です。なお、ジャーナルのクエスト欄には成功終了した旨のチェックが入ります。
失敗終了:放置時
本クエストを進行しないまま、クエストを進行できない状態になった場合、以下のジャーナルが追加され、クエストは失敗終了となります。この場合、クエストには失敗終了のチェック(×印)が付きます。
ゲラルトは他にもっと重要なことがあったので、この毒入り香の謎を追求するだけの暇はなく、この件はそれきりになった。
クエストを進行できない状態に陥るタイミングは、クエストラインの進め方によってばらつきがあります。例えば「王の暗殺者」でロッシュの味方をして、その後「ロレド暗殺」を発生させた場合はロレドの屋敷の中庭に飛び降りたタイミングになります。また例えば「王の暗殺者」でイオルヴェスの味方をした場合は、その直後のレソ戦を完了したタイミングです。
このように「放置」が確定するタイミングはばらつきがありますので、クエストを確実にプレイしておきたい場合は、はやめに進めておく方が良いです。