《ウィッチャー2攻略》記憶のバラ のページ。クエスト「記憶のバラ」について場所や報酬などの概要と、クエスト開始から完了までの進行等の攻略情報をまとめています。
概要
記憶のバラ | |
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Witcher2 Main | |
The Rose of Remembrance 経験値: 「ゲラルト単独ルート」時500expまたは「トリス同行かつロマンス有」時250exp 報酬: トリス同行かつロマンス無の場合は能力「魔法への耐性」 |
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種別 | メインクエスト |
章 | 第1章終盤 |
場所 | フロットサム近郊の森 |
前提クエスト | 王の暗殺者 |
後続クエスト | なし |
「記憶のバラ(The Rose of Remembrance)」は、ゲラルトが喪失した記憶を取り戻すために役立つ可能性がある「記憶のバラ」を入手しようというクエストです。
記憶のバラはまた、愛する人に贈ると永遠に咲き続けるという花でもあります。本クエスト中にゲラルトが摘み取った「記憶のバラ」はトリスに贈ることになります。
ちなみに、トリスは本クエスト中にゲラルトからもらった記憶のバラをその後もずっと大事に持ち続けます。後にウィッチャー3のクエスト「ノヴィグラドの火葬」で探索するトリスの邸宅内にて、このときの記憶のバラが見つかります。これはウィッチャー2の本クエスト「記憶のバラ」のストーリーを背景とした後日譚になっています。
本クエスト「記憶のバラ」は、ウィッチャー2の数あるクエストの中でも特に素晴らしい、完成度の高いストーリーが描写されたクエストです。もはや単なる略奪愛だとは言えない、トリスのゲラルトに対する深い思いを知ることが出来ます。
また、素晴らしいのはストーリー面だけではありません。クエスト冒頭にてイェネファーの記憶を少し取り戻したゲラルトをみた時のトリスの少し動揺した表情や、記憶のバラ探しに「来てくれると嬉しい」と伝えた時のトリスの嬉しそうな表情など、随所に表現力の高いアニメーションがあります。製作者の高度な技術によって生み出された、とても美しい作品となっています。
ルート分岐
本クエストの進行は、下表の3通りの分岐パターンがあります。
クエスト進行に当たってトリスと同行するかどうか(クエスト発生時の会話選択肢)、さらに同行した場合はトリスとのロマンスを発生させるかどうか、の2か所が分岐点となります。
クエストの開始
本クエスト「記憶のバラ」はメインクエスト「王の暗殺者」の第1章パート進行中、シアランからの情報入手が完了した直後のトリスとの会話にて、会話選択肢を選んだところでクエスト発生します。
2択の会話選択肢のどちらを選択するかによって、クエスト進行が大きく変わってきます。
会話選択肢「俺1人でやりたい」を選択した場合は、ゲラルト単独ルートでの開始となります。クエスト目標は「記憶のバラを自分で探すか、ロビンデンの住人に訊く」となり、以下のジャーナルが追加されます。
シアランの尋問でゲラルトは妙な気分になった。何かが神経にさわり、不安になったのだ。頭の奥に隠れていた記憶が、封印された扉を叩いて、外に出せと叫んでいるかのようだった。ゲラルトの様子がおかしいことに気づいたトリスは、急いだほうがよいと判断して「記憶のバラ」を使うことに決めた。この植物には精神に働きかける強い作用があり、失われた記憶の回復をうながすのだ。トリスは同行するつもりだったのに、ゲラルトは自分だけでそのバラを探しに行くことにした。どこに生えているのかは知らなかったが、このあたりの森をよく知っているロビンデンの住人に訊けば分かるだろうとゲラルトは思っていた。それでだめなら、戻ってトリスに頼めばいいのだ。
会話選択肢「来てくれると嬉しい」を選択した場合は、トリス同行ルートとなります。クエスト目標は「記憶のバラを見つけるため、トリスについて行く」となり、以下のジャーナルが追加されます。
シアランの尋問でゲラルトは妙な気分になった。何かが神経にさわり、不安になったのだ。頭の奥に隠れていた記憶が、封印された扉を叩いて、外に出せと叫んでいるかのようだった。ゲラルトの様子がおかしいことに気づいたトリスは、急いだほうがよいと判断して「記憶のバラ」を使うことにする。この植物には精神に働きかける強い作用があり、失われた記憶の回復をうながすのだ。ふたりはその花を探しに出かけた。正確に言えば、ゲラルトがトリスについて行った。女魔術師である彼女はバラのある場所がどこなのか知っていたからだ。
本クエストは美麗なカットが多数組み込まれています。本クエストを満喫したい場合はトリス同行ルートで進めるのがベストです。一方、周回プレイ時など、さっさと次へ進めて行きたいような場合はゲラルト単独ルートが良いです。記憶のバラを入手して帰ってくるだけで完了ですので、非常にスピーディーです。
クエストの進行(ゲラルト単独ルート)
ゲラルトが単独で進めることになると、トリスは歩き出し宿屋へ向かいます。宿屋に入ってすぐ正面のテーブルがトリスの定位置となります。トリスとの会話選択肢に「トリス 一緒にバラを取りに行こう」が追加され、これを選ぶとクエスト目標が「トリスと一緒に記憶のバラを探す」に更新され、トリス同行ルートに合流することになります。同時に下記のジャーナルが追加されます。
ひとりで探しても収穫はなく、ゲラルトはトリスのもとに戻って同行してくれと頼んだ。女魔術師である彼女はバラのありかを知っており、彼はその後をついて行った。
ゲラルト単独ルートで進めたい場合は、トリスに同行を求めず、自力で記憶のバラを探す必要があります。
記憶のバラを自分で探すか、ロビンデンの住人に訊く
本クエストの進行に関する情報を持っている「ロビンデンの住人」はアネツカとセドリックです。ロビンデンに入り、ある程度居場所に近づくとマップ上にマーカー表示がされます。アネツカは基本的に自宅に居ますが、セドリックはロビンデン内を移動しており居場所が不定です。
アネツカやセドリックとの会話は、いずれも任意のアクションです。目的地が分かっていればこれらの任意アクションをスキップし、直接目的地に行って記憶のバラを入手することでもクエスト進行は可能です。目的地はマップの南端、湖のさらに南にある男女の像の絵が書かれている地点です。ゲーム内マップの通り、湖の東側付近から伸びる山道に沿って進んで行くことで到達できます。
(任意)アネツカと会話する
アネツカと会話すると会話選択肢「記憶のバラが必要だ」が出現しています。アネツカは「女神メリテレの守り」の関連人物で、初回会話時には同クエストに関連する会話を挟む場合があります。
アネツカは取引可能な商人(練金屋)で薬草類を販売していますが、記憶のバラは売り切れだと言われます。会話の後、クエスト目標が「セドリックと話す」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは記憶のバラについて、アネツカに尋ねた。彼女は以前、この花を売っていたことがあるが、摘んだのは自分ではなくセドリックだったと言う。
(任意)セドリックと会話する
セドリックと会話すると会話選択肢「記憶のバラはどこに育つ?」が出現しています。ウォッカを求められますので「飲め」を選ぶと良いでしょう。「ない」を選ぶとウォッカ代として賄賂を支払う羽目になります。
賄賂は60オレン以上で成功します(59オレン以下は失敗します)。とはいえ、何らかの能力を習得出来るわけでもなく、オレンを支払わされるだけでハッキリ言って無駄遣いですので、最初から「飲め」を選ぶのが賢明です。
セドリックとの会話の後、クエストアイテム「セドリックの地図」をもらえ、クエスト目標が「記憶のバラを見つける」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
結局ゲラルトは乏しい財布をはたいて金を払い、地図をゆずってもらった。そこには記憶のバラの生育する場所だけでなく、古代エルフの庭園遺跡やこの地のモンスターの生育分布まで記されており、間違いなく良い買い物だった。ゲラルトは横目でセドリックをちらと見てから、バラを取りに向かった。
最初から「飲め」を選択して賄賂を回避したとしても、追加されるジャーナルは上記のとおりになります。
記憶のバラを見つける
セドリックの地図は、ジャーナル欄か、または所持品インベントリから直接アイテムを選択することで内容を見ることが出来ます。マップにクエストマーカー指示は付きません。セドリックの地図を見つつ目的地に向かう場合、セドリックの地図は上下さかさま(北が下)になっていますのでご注意下さい。
目的地にある程度近づくと、ジャーナルの重要地点欄に「廃墟にある浴場」が追加されます。石造の近くに行くと左クリックで記憶のバラを「摘む」ことが出来ます。
記憶のバラを入手するとクエスト目標が「トリスにバラを手渡す」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
記憶のバラは古代エルフの遺跡近くに咲いていた。ゲラルトは1本摘み取り、しばし景色を楽しんでから、花を持ってトリスのところに戻った。
クエスト目標が「トリスにバラを手渡す」になると、もうトリス同行ルートに移行することは出来ません。このままクエスト完了へ向かいます。
クエストの進行(トリス同行ルート)
トリスと同行するこのルートには途中、トリスのセリフが数多く存在します。また、盗賊の発生や浴場への立ち入りといった、ちょっとしたイベントも盛り込まれます。
記憶のバラを見つけるため、トリスについて行く
囚人船から外に出たところで、トリスがゲラルトを先導するように走り出します。
補足ですが、ゲラルト単独ルートで開始した後で路線変更し、こちらのルートに移行した場合はクエスト目標は「トリスと一緒に記憶のバラを探す」になっているはずです。その場合もトリスは宿屋を出た後、いったんスタート地点である船着場の桟橋付近まできて、本ルートと同様にゲラルトを先導するようになります。
トリスはゲラルトが立ち止まると立ち止まります。職人街を経由してフロットサムの南側の門から出て、フロットサム近郊の森方面へ向かおうとします。
フロットサム近郊の森ではネッカーなどの野良の怪物が出現しますが、交戦状態になるとトリスも応戦しますので、ゲラルト単独ルートよりも戦闘自体はラクに行えます。
遺跡に行く
先導するトリスについて行き、湖のそば、目的地である「エルフの遺跡」方面へ続く山道の入り口付近まで来たところでクエスト目標が「遺跡に行く」になり、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは滝のところまで来ると登り道をたどり、古代エルフの遺跡に向かった。
山道の入り口にある立石には力の場(体力)があります。活用したい場合はウィッチャーのメダルを使用し、赤いもやに触れましょう。
山道に入ると、走りながらトリスとゲラルトの様々なセリフやりとりが発生します。会話選択肢は出ませんので走りながら読めば良いです。最後の段差をよじのぼり、「エルフの遺跡」の入り口が見えたところでジャーナルの重要地点欄に「廃墟にある浴場」が追加されます。
記憶のバラを摘み取る
「エルフの遺跡」の敷地内に入り、彫像の前にきたところでクエスト目標が「記憶のバラを摘み取る」になり、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトは直感的に、記憶のバラはどこか近くにあると思った。そして実際にバラを見つけて摘み取った。
左クリックで記憶のバラを摘み取るとトリスとの会話となります。
- あげよう
- ズルいな
これはどちらの選択肢を選んでも、続くトリスとの会話の内容以外に相違点はありませんので、どちらでも好みで選んで差し支えありません。会話選択肢を選んだところで下記のジャーナルが追加され、3人組の盗賊が現れます。
ゲラルトは記憶のバラを見つけ、ごく普通の花に見えるそれを1本摘み取った。かつて「バラはバラ、バラでしかない」と歌った詩人がいたが、この花に関して言えば詩人は間違っていた。なぜならこれこそはゲラルトの記憶を取り戻す鍵になるからだ。
盗賊どもを倒す
さらにクエスト目標が「盗賊どもを倒す」になり、下記のジャーナルが追加されます。
古代遺跡を訪れたゲラルトとトリスは親密な雰囲気になりかけたが、そこで邪魔が入った。わずかに残された彫像を運び出そうとする盗賊団が現れたのだ。怒りに駆られたトリスは略奪者たちをののしり、戦いが始まった。ゲラルトは自分とトリスの命を守らなくてはならない。
直ちに盗賊との戦闘が開始します。この戦闘からは20程の経験値を獲得できます。スコップを持っている個体が一番強いですので、他の2体を先に倒せばラクです。スコップの個体だけになったら、トリスの火炎の援護を受けつつ、倒せば良いです。
3人とも倒したところで、隠れていた4人目が現れるムービーが始まります。ムービー内で4人目を倒した後、床が抜けて地下にある浴場へ落ちることになります。
浴場の出口を見つけ、トリスと話す
ムービーが完了したところでクエスト目標が「浴場の出口を見つけ、トリスと話す」になり、下記のジャーナルが追加されます。
盗賊に襲われただけでは不十分だとでもいうかのように、彼らの足元の地面がいきなり崩れた。地下構造物の天井部分が、歳月を経てもろくなっていたのだ。ふたりが落下したのは、エルフ建築の美しい大浴場の中だった。なんと今なお澄んだ泉水があふれ続けている! だがゲラルトは古代美術や匠の技を賞賛する気分ではなかった。彼は出口を探し始めた。
浴場の北東の隅には宝箱があり、アメジストの粉、硬い革といったクラフティング材料類の他、本「<魔軍の騎行>」が入っています。この本はクエスト「狂気の鉤爪」を進めていれば既に持っている可能性があります。
壁にもたれているトリスと会話すると会話選択肢が出現します。
- 何でもない 出口を捜そう(分岐:ロマンス無)
- 浴場が使えるぞ(分岐:ロマンス有)
どちらの会話選択肢を選択するかによって分岐が発生します。本ページ冒頭の表に記載している通り、どちらの分岐に倒すかで能力習得等に影響がありますので、吟味しましょう。
なお、浴場内の南東隅に行くと、左クリックで「アードの印を使う」のコマンドが表示されます。ここでアードの印を使った場合、強制的に上記のトリスとの会話に移行します。
分岐:ロマンス無
「何でもない 出口を捜そう」を選択した場合はロマンス無です。ちょっと色々と期待してしまったトリスのぼやきを挟み、直ちにクエスト完了へ移行します。
また、このタイミングで能力「魔法への耐性」を習得出来ます。「魔法への耐性」は「魔法攻撃によるダメージの減少: +20%。」という効果のある能力です。この表記は若干語弊があり、受けた魔法攻撃そのものの威力が20%減るという意味ではありませんので注意しましょう。
具体的には「キャラクター>特性>耐性」で確認できる「魔法ダメージの減少」のパラメーターが20%上昇する、という内容です。
このパラメーターは装備しているそれぞれの防具に付与された「魔法ダメージの減少」の値の合計値が表示されます。例えば装備品合計で15%なのならば、「魔法への耐性」を習得することで「キャラクター>特性>耐性」欄の表示値が20%上乗せされ「18%」になります。
なぜロマンスを避けることが「魔法への耐性」を習得機会になるのか、についてですが、あくまでこまちゃんの考えですが、原作でのエピソードを背景としているのではないかと思っています。かつてゲラルトがイェネファーとケンカ別れした折に、ゲラルトに想いを寄せていたトリスは、魔法を掛けてゲラルトを自身に振り向かせ、悪く言うとイェネファーからゲラルトを奪い取ったという経緯がありました。そこでトリスのフェロモンに耐えた、イコール「魔法への耐性」習得条件としたのであろう、と推察しています。あくまでこま個人の見解です。
分岐:ロマンス有
「浴場が使えるぞ」を選択した場合は、直ちにムービーが開始し、待ちきれなかったトリスが思わせぶりに浴場に飛び込みます。
ロマンスのムービーが終わると、トリスとの会話になり、クエスト完了へ移行します。
クエストの完了
本クエストの完了時報酬は、ゲラルト単独ルートの場合は経験値500です。トリス同行ルートの場合は基本的に経験値250ですが、ロマンス無でかつ肯定ジャーナルの場合のみ経験値500もらえます。
クエスト完了時のトリスとの会話
本クエストの内容が一通り済んだところでトリスとの会話が発生します。
ゲラルト単独ルートで進めてきた場合は、クエスト目標が「トリスにバラを手渡す」になった後、フロットサム市街地の宿屋内に居るトリスのもとへ戻って会話することで発生します。トリスとの会話選択肢に「記憶のバラを見つけた」が追加されていますのでこれを選択すればOKです。
トリス同行ルートで進めてきた場合は、浴場で柱にもたれているトリスとの会話の後、続けて会話が発生します。ロマンス有の場合は、ロマンスのムービーが終わった後のタイミングです。
このクエスト完了時のトリスとの会話では、以下の会話選択肢が出ます。
- 君を失いたくない
- ムリだ(否定ジャーナル)
- そうだな(肯定ジャーナル)
- 魔法の準備が整う前に王殺しを捕まえる
- それは出来ない(否定ジャーナル)
- そうだな(肯定ジャーナル)
- じっくり考えたい(回答保留)
会話選択肢にてムリだ、出来ない、とトリスの願いを退けた場合は下記の「否定ジャーナル」が追加され、直ちにクエスト完了となります。
そうだな、とトリスの願いを聞き入れる選択をした場合はクエスト目標が「ロッシュと話す」に更新され、下記の「肯定ジャーナル」が追加されます。ロッシュと会話すると会話選択肢に「トリスとここを発つ」が追加されています。これを選択して会話をし、会話が終わったところでクエスト完了となります。
「じっくり考えたい」の選択肢はゲラルト単独ルートのみ存在します。これを選んだ場合は回答保留です。改めてトリスと会話し、それ以外の選択をしなおすことになります。
否定ジャーナルで行くか、肯定ジャーナルで行くか、で基本的に報酬の差はありませんが、トリス同行ルートでかつロマンス無の場合のみ、クエスト完了時の獲得経験値に差が出ますので注意しましょう。
なお、ここで否定ジャーナルと肯定ジャーナルのどちらが追加されたかによって、後続クエストである「王の暗殺者」の方に追加されるジャーナルも変化します。ジャーナルに記録される内容にこだわってプレイしたい場合は注意しましょう。
否定ジャーナル
どうか知っておいていただきたい。ゲラルトとトリスは疲れていたということを。王家に仕えて使命をこなし、世界の一部あるいは世界全体を破滅から救い、秘密組織を追跡する日々にほとほと疲れ果てていたのだ。水浴の後で、ゲラルトとトリスはこれまでずっと先送りにしてきた自分たちふたりのことを話し合った。トリスは、何もかも捨ててできるだけ遠くへふたりで逃げてしまいたい、そして一緒にひっそりと暮らしたいと言った。しかしゲラルトは、何としてもフォルテスト王を暗殺した男を捕らえなければならないのだと言い、トリスの願いを退けた。気を悪くした彼女は去り、ゲラルトは王殺しの追跡を開始した。
肯定ジャーナル
どうか知っておいていただきたい。ゲラルトとトリスは疲れていたということを。王家に仕えて使命をこなし、世界の一部あるいは世界全体を破滅から救い、秘密組織を追跡する日々にほとほと疲れ果てていたのだ。水浴の後で、ゲラルトとトリスはこれまでずっと先送りにしてきた自分たちふたりのことを話し合った。トリスは、何もかも捨ててできるだけ遠くへふたりで逃げてしまいたい、そして一緒にひっそりと暮らしたいと言った。しかしロッシュに命を救われたゲラルトはその借りを返さねば気がすまなかった。彼はロッシュに話をするために出かけた。
浴場からの脱出
トリス同行ルートで進めてきた場合は、現在地がエルフの遺跡の地下にある浴場ですので、ここから脱出する必要があります。
「ロマンス無」で来た場合
ロマンス無で来た場合は、浴場の南東隅にて壁にアードを当てると崩れ落ち、そこが脱出経路となります。地上にでるとスコイア=テルが付近に来ており、声が聞こえます。
- 大人しく 帰らせろ(戦闘回避のための3種チャレンジ)
- お手並み拝見だ(戦闘する)
スコイア=テルに近づくと会話が発生し、選択した会話選択肢により戦闘するかしないかが変化します。
「大人しく 帰らせろ」を選択した場合は、説得チャレンジ、アクスィーチャレンジ、脅迫チャレンジの3種類のいずれかを実行することが出来ます。説得、アクスィーの印による魅了、脅迫の各能力がまだレベル3になっていない場合は習得機会となりますので、チャレンジしてみるのが良いかと思います。
一方、戦闘した場合スコイア=テルは3体居て、やや強めです。とはいえトリスが援護してくれるのでそれ程厳しくはありません。但し、戦闘からの微量の経験値獲得はありませんし、所持品は青色山脈の剣や若干のクラフティング材料程度しかなく、戦闘をすることのメリットはあまりありません。
「ロマンス有」で来た場合
「ロマンス有」で来た場合は、上述の「クエスト完了時のトリスとの会話」が済んだところでロッシュが救出にやってきます。ロッシュが外側から「アードで崩れる壁」を破って、脱出口を開いて登場し、会話となります。クエスト目標が「ロッシュと話す」になっている場合は、そのための会話も連続で発生します。
「ロマンス無」の場合は、その後地上にでたところでスコイア=テル3体が登場するわけですが、「ロマンス有」で来た場合は、トリスのロマンチックな声のおかげで盗賊たちは撤収しており、対峙することはありません。従って、3種チャレンジ等を行うことは出来ません。
後続クエスト
本クエスト「記憶のバラ」の完了により、メインクエスト「王の暗殺者」にクエスト目標「スコイア=テルについてゾルタンと話す」が追加され、同クエストが進行可能となります。これがクエストラインの後続にあたります。