《ウィッチャー2攻略》御意によりて のページ。クエスト「御意によりて」について場所や報酬などの概要と、クエスト開始から完了までの進行等の攻略情報をまとめています。
概要
御意によりて | |
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Witcher2 Main | |
By the King’s Will 経験値: 375exp |
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種別 | メインクエスト |
章 | プロローグ |
場所 | フォルテスト軍の野営地 |
前提クエスト | ラ・ヴァレッテ城地下牢 |
後続クエスト | 女神メリテレの守り |
クエスト「御意によりて(By the King’s Will)」は暗殺されたフォルテスト王がまだ存命だった時点の出来事(ラ・ヴァレッテ城の攻城戦)の回想を描くものです。
本クエストを通して、ゲラルトが如何にフォルテスト王に献身的に仕えていたか、またその信任を得ていたのかが伺われます。
また、トリスとただならぬ間柄であるというのも判ります。ゲラルトはウィッチャー2で描かれる時期においては記憶喪失状態であり、原作小説やウィッチャー3でおなじみの最愛の恋人イェネファーとは離れ離れになっています。トリスとしても、親友でかつ恋敵のイェネファーや、背景事情を詳しく知っているシリが居ないですから、ゲラルトに対する想いを誰に妨げられることもない時間を過ごしています。ウィッチャー2ではトリスのゲラルトに対する想いが如何に愛情深いものなのか、詳細に描写されます。
注意事項:取り返しのつかない項目「フォルテスト軍の野営地」
本クエスト「御意によりて」の舞台となるロケーション「フォルテスト軍の野営地」は、本クエストの進行中以外訪れることが出来ません。
フォルテスト軍の野営地には、本クエストの進行に直接関係ないもののチェックしておいた方が良いポイントが幾つかあります。詳しくはフォルテスト軍の野営地のページをご覧ください。
ウィッチャー1のデータのインポート
ウィッチャー1のセーブデータを使用してウィッチャー2のニューゲームを開始した場合、本クエスト進行中の会話内容が若干変化します。また、ウィッチャー1の特定の防具を引き継ぎ装備できる場合もあります。
とはいえ若干強い状態で立ち回れる序盤向けの性能で、次の第1章プレイ時には使うこともなくなるような装備品ですから気にするレベルのものではありません。
クエストの開始
クエスト「御意によりて」は、クエスト「ラ・ヴァレッテ城地下牢」前半部分の進行中、ロッシュとの会話選択肢にて「あの朝 俺は王に呼ばれた」を選択することで割り込み発生します。
クエスト開始時点のジャーナル
ゲラルトに命を救われてこのかた、フォルテスト王はこのウィッチャーを気に入って、常に身近に置きたがるようになった。それゆえ、謀反人ラ・ヴァレッテ男爵夫人を敵とした包囲攻城戦のおりにも、ゲラルトは王の天幕からほど近いところにいたのである。国王の助言者をつとめるトリス・メリゴールドも一緒だった。安楽な日々といってもよかったが、ゲラルトは内心かすかな苛立ちを覚えていた。いよいよ城攻め当日というときになって、王からの呼び出しがかかった。それがゲラルトの苦難の始まりであった。
クエストの進行
フォルテスト王に会いに行く
このクエスト目標としてやるべきことは、マップ右下付近のフォルテスト王の居る場所に向かうことのみです。坂を上っていき、まっすぐフォルテスト王のもとへ向かえばあっさり達成できます。途中、敵NPCに遭遇するようなこともありません。
但し、注意事項として上述の通り、現在のロケーションである「フォルテスト軍の野営地」はクエスト完了後は訪れることが出来ません。この「フォルテスト王に会いに行く」のクエスト目標を進める前に探索しておくと効率が良いです。
「フォルテスト軍の野営地」の見どころについてはフォルテスト軍の野営地のページをご覧ください。
言い換えると、周回プレイ時など、急ぎ先へ進めたいような場合や得られるメリットに興味がないような場合は、「フォルテスト軍の野営地」をスキップすることも可能で、その分短時間でクリアできるということになります。
フォルテスト王、シラード・フィッツ・エスターレン、ロッシュの3人が集まっている場所に近づくとムービーに切り替わり、クエスト目標が「フォルテスト王についていく」に更新されます。ちなみに、シラード・フィッツ・エスターレンは原作小説でも度々登場するニルフガード帝国の高官です。ウィッチャー3のグウェントカード(ニルフガード帝国)でも強力なカードの絵柄になっている人物です。
なお、本クエスト「御意によりて」の開始直後、速攻でこの場所へ向かった場合、まだ3人はその場所へ歩いて移動しているところです。その場合は、3人が定位置に立ち止まるのを待ったうえで近づくことでムービーとなります。
ジャーナルの追加
「フォルテスト王に会いに行く」を完了することで、ジャーナルに記事が追加されます。
この時期、高名なるシラード・フィッツ・エスターレンがニルフガード帝国からの大使としてフォルテスト王のもとを訪れていた。ゲラルトが参上したとき、王は大使との話し合いを終え、城攻めにかかろうとしているところだった。自信満々の王はゲラルトを伴い、国王軍の攻城塔に向かった。
フォルテスト王についていく
会話終了後、移動開始しだす3人についていくことになります。
この時点ではまだ現在のロケーション「フォルテスト軍の野営地」を探索することが可能です。探索漏れが気になる場合は、目的地点に向かって移動開始しだす3人を無視して引き返してチェックを済ませておくようにしましょう。
バリスタの近く(マップの右上付近)にたむろする3人に近づくと自動で会話が開始します。この会話が開始してしまうと、以降「フォルテスト軍の野営地」を探索することはできなくなります。
会話選択肢では何を選んでもストーリーの分岐が発生することはありませんので、好みで選んで差し支えありません。会話の完了後直ちに、フォルテスト王が所有するバリスタで敵を狙撃するイベントに移行します。
バリスタでの狙撃イベント
イベントではバリスタの狙いを定めて敵を狙撃します。スコープからは遠くに2名の兵士が見えます。スコープには漢字の「田」の字状のゲージがあり、その中央部分で敵を狙います。
敵を狙うにあたって、だいぶズレが発生するので注意しましょう。狙いたいのは2名の左側にいる赤い羽根飾りを付けた人物(エチェヴェリ伯爵)ですが、右の方の人物を狙うほうがやりやすいです。
右の方の人物の頭上すぐ、山の尾根の右上がりのラインと「田の字の中央」が交差した瞬間がベストです(上の画像の青矢印のとおり)。
狙いを定めて決定後、「1.5度です」のセリフが出ると見事命中となり敵を粉砕します。成功時と失敗時では以下の違いがあります。実績「Eagle Eye」の獲得のためにも、1度くらいはこのイベントを成功させておいた方が良いかと思います。
差異項目 | 成功時 | 失敗時 |
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実績 | 「Eagle Eye」を獲得 | なし |
ジャーナル追加 | エチェヴェリ伯爵の項目が追加。記事の内容はバリスタの攻撃を受けて落命した内容になる | 「先鋒」が未クリアの場合のみ、ジャーナルにエチェヴェリ伯爵の項目が追加。記事の内容はゲラルトの剣を受けて落命した内容になる。 |
先鋒の進行 | エチェヴェリ伯爵(エンゾ・エチェヴェリ)が出現しなくなる | 「先鋒」が未クリアの場合のみ、同クエストの進行中にエチェヴェリ伯爵(エンゾ・エチェヴェリ)が出現 |
繊維強化要素(出血耐性1%上昇) | 入手不可 | エチェヴェリ伯爵討伐時は回収可能 |
ジャーナルの記事内容を確認したり、アイテム入手したいような場合はあえて失敗させ、「先鋒」でエンゾ・エチェヴェリを出現させるように持って行くのはアリです。同クエスト進行中エンゾ・エチェヴェリが出現するシーンではフォルテスト王やテメリア兵など味方側の加勢が多いので、エンゾ・エチェヴェリが出現したことでクエストの進行が困難になるようなことはありません。
但し「先鋒」にエンゾ・エチェヴェリを出現させるためには、本クエスト「御意によりて」を先にプレイしなければなりませんので注意しましょう。先に「先鋒」の方を進行させた場合は「先鋒」にはエンゾ・エチェヴェリは出現しません。さらにその後、本クエストのバリスタでの狙撃イベントを失敗させた場合は、エンゾ・エチェヴェリはジャーナルに項目追加自体がされなくなります。
ジャーナルの追加
狙撃イベント完了後、以下のジャーナルが追加されます。
兵士たちの強肩に押されて、攻城塔は勝利に向かって進みゆく。新参兵はびくつき、古参兵は酒びんをしっかり握ってぐいと飲む。だがフォルテスト王が豪語するのを聞きながら、ゲラルトは不吉な予感を覚えていた。
クエストの完了
バリスタでの狙撃イベントが完了すると、攻城塔の内部にカメラが移動します。次々とはしごを上っていくフォルテスト王についていくだけです。攻城塔内部には拾える宝物やアイテム等は全く配置されていません。
攻城塔最上部に到達してまもなく、攻城塔は目的地に到着します。さあこれから戦闘開始、というところでクエストは完了し、「ラ・ヴァレッテ城地下牢」前半部分、ロッシュからの尋問シーンにカメラが戻ります。クエスト完了時の獲得経験値は375です。バリスタでの狙撃イベントの成功失敗に関わらず同じ経験値を獲得できます。
なお、攻城塔の到着後に繰り広げられる戦闘そのものについては、メインクエスト「先鋒」にて描かれます。
本クエストで度々登場する「バリスタ」や「攻城塔」といった兵器はウィッチャー3のグウェントカード(北方諸国)にカードとして採用されています。北方諸国のひとつであるテメリア国を代表する、強力な戦法です。