人気RPG「ウィッチャー」シリーズの原作小説 第4巻「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」のページです。小説とゲームの両方に共通で登場する人物やエピソードなどをまとめています。
概要・みどころ
「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」はポーランドの人気作家アンドレイ・サプコフスキが描く、全5巻におよぶ大長編ファンタジー小説「ウィッチャー」サーガの第4巻です。
ご存じのとおり、人気RPG「ウィッチャー」シリーズの原作にあたり、非常に大勢の個性的なキャラクターが登場し、複雑に絡み合う、重厚で深みのあるストーリーが魅力の大傑作小説です。
追手から逃げるシリ
サネッド事件後ひとりぼっちになってしまったシリは盗賊団「ネズミ」に助けられました。ところが皇帝エムヒルの指示のもと、シリには懸賞金が掛けられ、生け捕りにしようとする者や殺し屋など、次々と追手が迫ります。シリを匿ってくれる「ネズミ」も巻き込まれてしまい懸賞金が掛けられ、追手たちの餌食となっていきます。
「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」では、差し迫る追手から逃げまどい、生け捕りにもされ、ひどい目に遭い、そして意を決して追手に立ち向かって行った後、最終的にタイトルの「ツバメの塔」の門に飛び込むまでの、シリの壮絶な大冒険が描かれます。
そして、シリの左目の下にある大きな切り傷の理由について、詳細に語られるのもこの第4巻「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」になります。ウィッチャーファンとしてはこの第4巻は確実に読んでおさえておきたいところでしょう。
ゲーム版と共通の登場人物
本項ではゲーム版ウィッチャー3と第4巻「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」に共通で登場する人物についてまとめています。原作小説を読むことで、ゲーム版ではわからなかった部分のエピソードを含め、広く知ることが出来ます。
ゲラルト
レギュラー登場 ウィッチャー
白狼の名で知られるウィッチャー
シリ
レギュラー登場
シントラの故キャランセ女王の孫娘
イェネファー
レギュラー登場 女魔術師会 ロマンス
女魔法使い。ゲラルトのかつての恋人(2巻からは「ゲラルトの恋人」に表記が変わる)
ダンディリオン
レギュラー登場
吟遊詩人
トリス
レギュラー登場 女魔術師会 ロマンス
女魔法使い
フィリパ
レギュラー登場 女魔術師会
レダニアのヴィジミル王に仕える女魔法使い
ディクストラ
レギュラー登場
レダニア国の諜報部長
アヴァラック
エルフの賢者。アエン・セヴェルネ
クラフ
スケリッジの司令官
ペイラック=ペイラン
アンナ・ヘンリエッタ公爵に仕えるトゥサンの騎士。男爵
ヤルマール
スケリッジの戦士。クラフの息子
レジス
準レギュラー
理髪外科医。吸血鬼
Lore・エピソード
憑依
「憑依」のクエスト中、ゲラルトはセリスからイェネファーとの話を根掘り葉掘り聞かれます。その時に、セリスの父親であるクラフとゲラルトがイェネファーを取り合ったという話が出てきます。
クラフとイェネファーという意外な組合せの話ですが、ゲーム内ではそれ以上なにも語られないので、よくわからないままで終わってしまいますよね。
この、クラフとイェネファーとの間の過去の出来事については「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」を読むことで詳しくわかります。
嵐の前の静けさ
「嵐の前の静けさ」では、ロフォーテンで養生するシリが、アストリッド、アストリッドのお母さんと3人でサウナに入るシーンがあります。その時に、シリの太ももにある薔薇のタトゥーの話になります。
ウィッチャー3ではこのシーン以外でシリのタトゥーについて触れられることもなく、どういった理由でタトゥーを入れたのか、まったくわかりません。
この薔薇のタトゥーの秘密が、甘くせつない、そして悲しい思い出と共に解き明かされるのがまさに「ウィッチャーⅣ ツバメの塔」です。このエピソードは見逃せません。