《ウィッチャー2攻略》囚人船 のページ。クエスト「囚人船」について場所や報酬などの概要と、クエスト開始から完了までの進行等の攻略情報をまとめています。
概要
囚人船 | |
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Witcher2 Main | |
The Floating Prison 経験値: 2700exp |
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種別 | メインクエスト |
章 | 第1章終盤 |
場所 | フロットサム近郊の森, フロットサム市街地(船着場) |
前提クエスト | 分かれ道 - スコイア=テル |
後続クエスト | なし |
クエスト「囚人船(The Floating Prison)」は第1章の最終クエストで、イオルヴェスを助けて、フロットサムの船着場にある囚人船に乗り込み、囚われているスコイア=テルのメンバーを救出しよう、というフロットサムにおけるラストシーンが描かれます。本クエストの完了後は直ちに第2章(イオルヴェスルート)に移行します。
注意事項:ロッシュの味方をした場合の制限
クエスト「王の暗殺者」にてロッシュの味方をして進めてきた場合、それでも本クエストを発生させることが可能ではあります。但し、この場合はイオルヴェスもまた囚人船に囚われているスコイア=テルの1人となります(救出に向かう側ではなく、救出される側になる)ので、本クエストのキャストが若干異なってきます。
従って、イオルヴェスに剣を渡した場合には可能となる、ゲラルトによる「作戦提案ルート」など、イオルヴェスが囚われていないことを前提とした行動選択を行えない制限が生じます。
クエストの開始
先行クエスト「分かれ道 - スコイア=テル」の完了時に自動発生します。
クエスト開始時点のジャーナル
ゲラルトは復讐の念に燃えていた。だが何よりも優先されるべきは、トリスを見つけることだった。彼女がまだ生きているとゲラルトは信じており、目的のためには手段を選んでいられない。スコイア=テルと会談したのがすべての始まりだった……
クエストの進行
スコイア=テルと会談する
フロットサム近郊の森、フロットサムの南側の門から南に下りて行った辺りでスコイア=テルと合流します。場所はクエストマーカー指示が付きます。
本クエストが終わるとフロットサムを離れることになります。ラスト、買い物等をしておきたい場合はこのクエスト目標を進める前に済ませておきましょう。とはいえ、このタイミングでは、ロビンデンのアネツカやセンドラーは居ますが、フロットサム市街地内の商人はすでに不在となっている者も多いです。船着場に居る謎の商人はまだ居ます。
また、同じく船着場にある通行税徴収官の家は本クエストの以降の進行中に火災になり、時間制限が出て、ゆっくり探索することができなくなります。建物内を隅々まで見ておきたい場合は、先に済ませておく方が良いです。
フロットサム市街地に入ると、ロレドに話しかけられるイベントが発生します。これも、本クエストの以降の結末に関する伏線になっています。また、ロッシュをはじめとする刺青隊のメンバーについても不在となっています。
クエストマーカー指示が付いている場所に行くとスコイア=テルが集まっています。近づくとイベントが発生し会話となります。
「王の暗殺者」でイオルヴェスに味方した場合、ここではイオルヴェスとの会話になります。
- お前の言う通りやろう → 通常ルート
- 策を講じたい → 作戦提案ルート
「策を講じたい」を選択した場合は、イオルヴェスを偽装逮捕して連行するふりをして囚人船に乗り込む、という「作戦提案ルート」の流れになります。このルートでは敵NPCとの遭遇が少なくなるため戦闘からの獲得経験値は少なくなりますが、クエスト進行がとてもラクになります。
「王の暗殺者」でロッシュに味方した場合は、イベントで自動的に通常ルートを選んだことになります。会話選択肢は発生しません。
作戦提案ルート:イオルヴェスを囚人船に連れて行く
イオルヴェスと会話し「策を講じたい」を選択した場合、クエスト目標が「イオルヴェスを囚人船に連れて行く」となり、以下のジャーナルが追加されます。
スコイア=テルが船底に押し込められている囚人船に行かなければならない。ゲラルトは知恵を絞り、船に迎え入れられるためには大物の捕虜を連れて行くしかないとの結論に達した。大胆なる計画ができあがった。イオルヴェスを縛って、囚人船へ連行していくというのだ。ゲラルトとイオルヴェスはこの計画を実行に移した。フロットサムの西門を通り、堂々と船に向かったのだ。
クエストマーカー指示が付いた場所にイオルヴェスが待機しています。合流したら徒歩でフロットサムの西門(市街地の南側にある門)に向かうことになります。
門に到着するとイベントが発生、ロードが発生し、カメラが市内に切り替わります。なお、イオルヴェスを連行している間、所持品インベントリやキャラクター画面、また瞑想画面を開くことは出来ません。
市街地に入ったら、囚人船の方向に歩いて行きます。囚人船の場所にはクエストマーカー指示が付きます。
船着場付近まで来ると兵士2名が立っていて、近づくとイベントとなります。
- ダメだ(3種チャレンジ)
- いいぞ だが手加減しろ
「ダメだ」を選ぶと説得、脅迫、アクスィーの3種類のうち1つにチャレンジできます。いずれかの習得を行いたい場合は選ぶと良いでしょう。「いいぞ だが手加減しろ」を選ぶと兵士がイオルヴェスに暴力を振るうカットが入ります。
その後、船着場を進んで行き、囚人船に向かいます。桟橋を進む間も兵士との戦闘は発生しません。囚人船に乗り込んだところでイベントが発生し、クエスト目標が「番兵を倒す」に更新されます。
通常ルート:崖を登る
イオルヴェスと会話し「お前の言う通りやろう」を選択した場合、または、「王の暗殺者」でロッシュに味方した場合は、クエスト目標が「崖を登る」になり、以下のジャーナルが追加されます。
「王の暗殺者」でイオルヴェスの味方をした場合
ゲラルトはイオルヴェスの同意を得て、埠頭の上に張り出している崖を登ることにした。囚人船を襲撃するためには、まず状況を把握する必要があったからだ。
「王の暗殺者」でロッシュの味方をした場合
イオルヴェスの不在中に部隊の指揮をとるのは経験豊かなドワーフだった。ゲラルトとはすぐに気が合い、話がまとまった。崖に登って上から囚人船の状況を見きわめ、襲撃の計画を練るのだ。
フロットサム市街地の外側を時計回りに進み、西側から船着場を目指す流れになります。目標地点はクエストマーカー指示が付きます。移動するとスコイア=テルも一緒に移動するので、着いて行くとわかりやすいです。
フロットサム市街地の外周付近に来ると番兵が多数出没します。とはいえ、味方のスコイア=テルを伴っているので苦しい展開にはなりません。多数の番兵との戦闘にて合計90~100程度の経験値を獲得できます。
クエストマーカー指示されている場所付近まで来るとイベントが発生し、クエスト目標が「スコイア=テルを先導して埠頭に行く」に更新されます。
スコイア=テルを先導して埠頭に行く
クエスト目標が「スコイア=テルを先導して埠頭に行く」になると、以下のジャーナルが追加されます。
「王の暗殺者」でイオルヴェスの味方をした場合
スコイア=テル部隊は二手に分かれて囚人船を襲撃することになった。ゲラルト率いる分隊は埠頭に向かい、イオルヴェスの分隊は別方向から襲撃をかけるのだ。
「王の暗殺者」でロッシュの味方をした場合
スコイア=テル部隊は二手に分かれて囚人船を襲撃することになった。ゲラルト率いる分隊は埠頭に向かい、ドワーフの分隊は別方向から襲撃をかけるのだ。
同行しているスコイア=テル部隊と共に、船着場を目指します。ここでもゲラルトの移動にともなってスコイア=テル部隊も移動するので着いて行くと良いでしょう。
ここでも道中、番兵との戦闘が発生し、戦闘から30程度の経験値を得られます。フロットサム市街地にある程度近づいたところで、クエスト目標が「番兵を倒す」に更新されます。
番兵を倒す
クエスト目標が「番兵を倒す」になると、以下のジャーナルが追加されます。
「王の暗殺者」でイオルヴェスの味方をした場合
イオルヴェスは長いこと、復讐の機会を待っていた。長すぎたのかもしれない。港に着いたとたん、スコイア=テルは人間に襲いかかった。しかたなくゲラルトもそれに加わった。
「王の暗殺者」でロッシュの味方をした場合
スコイア=テルが血のにおいを嗅いだが最後、誰にも止められない。港に着いたとたん、彼らは襲撃を初めてしまい、しかたなくゲラルトもそれに加わった。
ここからは乱戦です。通常ルートで来ている場合は囚人船を目指し、途中多数いる番兵との戦闘になります。多数発生する戦闘からは合計120~130程度の経験値を獲得できます。
一方、イオルヴェスに対し「策を講じたい」を選び、作戦提案ルートで来ている場合は、船上に居る敵NPCのみとの乱戦になります。この場合は囚人船の外に居る番兵との戦闘は発生しません。つまり、戦闘からの経験値獲得はその分少なくなるものの、ラクに進めることが出来ます。
船上の敵NPCを殲滅したところでイベントとなり、クエスト目標が「エルフの女性たちを救うか、ロレドを追う」になります。なお、「王の暗殺者」でロッシュの味方をした場合にはこのタイミングで「イオルヴェスを解放する」というクエスト目標が挟まり、以下のジャーナルが追加されます。
ゲラルトの最初の目標は、囚人船で虐待されているイオルヴェスを解放することだった。遠いゼリカニアから運ばれる猛獣のように、捕らえられた側のほうが捕らえた者たちを恐れさせていた。目標達成のためには、テメリア兵と無駄な衝突をするのは避けるべきだ。ゲラルトはまっすぐにイオルヴェスのところへ向かった。
イオルヴェスは船の先(東側の端)にくくられています。地下室ではありません。イオルヴェスに近づくと左クリックで解放することが出来ます。その後クエスト目標が「エルフの女性たちを救うか、ロレドを追う」になります。
エルフの女性たちを救うか、ロレドを追う
クエスト目標が「エルフの女性たちを救うか、ロレドを追う」になると、以下のジャーナルが追加されます。
フロットサムの港に立つ塔は、かつて河川通行料の徴収者が監視に使っていた建造物だ。ロレドはここに、エルフの女たちを囚人として閉じ込めていた。港がリス団によって襲撃されると、ロレドは塔に火を放った。事態はすでに長官の意志ではどうにもならず、追い詰められていたのだ。加えて、塔が火事になればゲラルトとスコイア=テルは囚われの女エルフたちを救い出そうとするだろうから、その隙に乗じて逃げだす気であった。ゲラルトは苦しい選択に直面した。エルフの女たちを火から救うべきか、悪徳長官を追うべきか?
ロレドは通行税徴収官の家に火をつけ、エルフ女性を焼き殺そうとします。エルフ女性を救出するか、ロレドを追うか、いずれかの行動を選ぶことになります。
分岐:エルフ女性を救出する
エルフ女性を救出したい場合、火の上がっている建物内に侵入します。桟橋を直進し、建物(通行税徴収官の家)のところで左折すると入り口があります。付近の番兵やフロットサム住民、合計5体程度との戦闘になります。
手際よく進めて行かないとやがて建物内は炎が広がり、ゲラルトが炎上状態になって体力が削れます。ゲラルトが死亡してしまうともちろんゲームオーバーとなります。つまり、残時間表示がされるわけではありませんが、事実上の時間制限つきのミッションになります。
建物に入ったらはしごを上り、最上階(3階部分)に向かいます。女性に近づくと左クリックで「解放」するコマンドが出ます。さらに左クリックを連打(クイックタイムイベント)し、解放します。女性はモットルら3名居ますので、これを3回繰り返します。モットルとは後日再会できます。
3名を解放できたところでイベントとなり、ポンター川に飛び込み、脱出します。
分岐:ロレドを追う
ロレドを追う場合は、火の上がっている建物(通行税徴収官の家)をスルーして、桟橋を直進し、フロットサムの町広場を目指します。付近の番兵やフロットサム住民との戦闘になります。
フロットサムの町広場に入り、絞首台の付近までくるとさらに番兵5体+ロレドとの戦闘になります。
ロレドは絞首台の上が初期位置です。お供の番兵から襲い掛かって来るので、極力絞首台から離れたところに釣り出して個別撃破したほうがラクです。立ち位置が絞首台に近づくことでロレドが絞首台から下りてきて、乱戦に参戦してきます。ロレドはリーチの長い、強い武器を大振りしてくるため、番兵をつぶしているところにロレドの攻撃をもらうとかなり痛いです。
ロレドとは1対1にさえなれば、素早い一撃(左クリック)連打で楽勝で倒せます(ほとんどハメ状態に持ち込める)。ロレドの武器は大きくて遅く、それよりもゲラルトの鋼の剣の方が断然、回転が速いためです。ですので、極力、ロレド以外の番兵を片づけてから、最後にロレドをやるように持って行きたいところです。
戦闘後はロレドの所持品からアイテム回収することが可能ですが、ロレド暗殺の場合とは異なりシードハルの鎧やエレイン・ブレイッドといったレアなアイテムはドロップしません。また、魔の河に関連するアイテムの「王立郵便の手紙箱の鍵」の回収はできるものの、随所がバリケードで封鎖されておりどの郵便箱へも行くことが出来ないため、このタイミングで入手したところで全く役に立ちません。
ロレドを倒したところでクエスト目標が「囚人船に行ってイオルヴェスに会う」に更新されます。船着場の桟橋の先に小舟があり、近づくと左クリックで「使用」でき、イオルヴェスに合流する流れとなります。
クエストの完了
エルフ女性を救出した場合は救出できたところでイベントとなります。また、ロレドを追った場合は、ロレド討伐後イオルヴェスのところに戻ったところでイベントとなります。
イベントでは、エルフ女性たちを助けた場合はイオルヴェスが感謝の意を述べてきます。ロレドを追った場合はイオルヴェスになじられます。
- ロッシュを見たか
- いざ 行こう
イオルヴェスとの会話が発生し、「ロッシュを見たか」を選ぶとイオルヴェスとロッシュが一騎打ちをしたことの回想シーンとなります。イオルヴェスを操作してロッシュと戦闘する流れとなりますが、これは勝っても負けても問題ありません。どちらが優勢で終わったかにより異なるカットが入るのみです。
イベントにてフロットサムを出港し、本クエスト、さらに第1章が完了となり、以下のジャーナルが追加されます。
エルフ女性を救出した場合
ロレドの計算は間違っていなかった。ゲラルトは閉じ込められた囚人を火から救うほうを選び、ロレドを追うのは諦めたのだ。エルフの女たちは救われ、ロレドはウィッチャーの正義の刃をのがれて逃げおおせた。イオルヴェスは口惜しさに歯がみしたが、我らの英雄はフロットサム駐屯軍司令長官ロレドのことなどすぐに忘れた。王殺しを捕らえ、拉致されたトリス・メリゴールドを見つけることが他の何よりも優先したからだ。彼は街を出て、旅の途についた。
ロレドを追った場合
ロレドの計算違いだった。ゲラルトは閉じ込められた囚人を火から救うよりも、ロレドの追跡を選んだのだ。ウィッチャーの怒りは詩にうたい上げたいほどだったが、今は事実のみ述べるにとどめよう。フロットサム駐屯軍司令長官バーナード・ロレドの有罪判決および死刑執行は、リヴィアのゲラルトによって行われたと。公職にある者を殺せば国家反逆罪となる定めだが、ロレド長官の所業を知っていた人なら皆が皆、ゲラルトの行動は正しかったと言うだろう。ただしゲラルト本人はもともと人の評価など気にしないので、すぐさま出発してしまった。王殺しのレソと、拉致されたトリス・メリゴールドを探すために。
本クエストの完了報酬として経験値2700を獲得できます。本クエストの進行には、「王の暗殺者」でイオルヴェスの味方をしたのかロッシュの味方をしたのか、また、作戦提案ルートなのか通常ルートなのか、さらにはエルフ女性を助けたのかロレドを追ったのか、と多様な分岐条件が存在しますが、どの分岐を辿っても経験値2700は固定です。
本クエストの完了により、後続クエストの第2章「戦争への序曲:エイダーン」が自動発生します。また「王の暗殺者」の第2章パートが自動発生し、ジャーナルの追加が発生します。