《ウィッチャー2攻略》恥知らずな提案 のページ。クエスト「恥知らずな提案」について場所や報酬などの概要と、クエスト開始から完了までの進行等の攻略情報をまとめています。
概要
恥知らずな提案 | |
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Witcher2 Main | |
Indecent Proposal 経験値: 最大600exp (内訳): ロッシュのところに戻る150exp, 屋敷の裏手探索完了後150exp, クエスト完了時300exp 報酬: 鉄骨, アストロガラスの鎧, 繊維強化要素 |
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種別 | メインクエスト |
章 | 第1章中盤 |
場所 | フロットサム市街地にあるロレドの屋敷の敷地およびロレドの屋敷内 |
前提クエスト | 神意と死刑台 |
後続クエスト | カイラン退治 二日酔い バリスタ |
「恥知らずな提案(Indecent Proposal)」はフロットサムの長官であるロレドの屋敷を訪れ、ロレドの周辺を調査しようというクエストです。
本クエストと「カイラン退治」はどちらを先に進行することも出来ます。とはいえ、本クエスト進行中にカイラン戦に役立つアイテムも得られますので、先に本クエストの方をプレイした方がお得であるといえます。
- 大きな経験値の獲得
- カイランの罠作成に必要な材料の「鉄骨」を入手(カイラン退治)
- クエスト「バリスタ」をプレイ可能
- アストロガラスの鎧を入手
- 繊維強化要素、硬い革強化、赤い隕石、青い隕石等のクラフティング材料を入手
- 設計図:ウィッチャーの硬銀の剣を入手
- 魔の河のクエストアイテム「バーナード・ロレドの手紙」を入手
本クエストをクリアすることで、これらのメリットを得られる可能性があります。
クエストの開始
本クエスト「恥知らずな提案」は、第1章のメインクエスト「神意と死刑台」の進行中、フロットサムの町広場での拳闘イベントの後、ロレドとの会話が終わったところで自動発生します。
クエスト開始時点のジャーナル
絞首台での騒ぎが静まると、長官ロレドはゲラルトに話をしに来いと招いた。吟遊詩人や学者と同様、ウィッチャーは招かれればどこにでも行くものだが、それは別としても長官に探りを入れる絶好の機会である。ゲラルトは招待を受けた。
さらに、本クエストの自動発生と同時にジャーナルのキャラクター欄に「バーナード・ロレド」が追加されます。
クエストの進行
夕刻にロレドの屋敷に行く
ロレドの屋敷の入口に向かい、門番と会話すると中に入れます。夕刻とは21時以降の意味合いになっており、20時以前に会話しようとしても門前払いされます。その場合は瞑想で時刻を進めるようにしましょう。
敷地内に入るにあたり、所持品インベントリにある武器は全て預けることになり、屋敷内では使用できません。預けたものは入口のすぐ近くにある宝箱(手荷物)に保管されますので、退去の時には忘れずに取り出しましょう。
ロッシュと共に行く
ロレドの屋敷の敷地内に入ったところでクエスト目標は「ロッシュと共に行く」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
ゲラルトはヴァ―ノン・ロッシュを同伴して行った。踊りにでも行くのであれば同行者には選びたくない男だが、今回の目的は王殺しの犯人について情報を得ることだったからだ。
ロッシュが突然現れ、ロッシュにクエストマーカー指示が付きます。移動するとロッシュも動きます。
数歩進んだところでロッシュとの会話イベントになり、サイドクエスト「バリスタ」が自動発生します。「バリスタ」の進行はこのタイミングで済ませておくのが良いです。
庭には訓練用人形が2本ありますが、本クエスト中はゲラルトは武器を預けてしまっているため、斬ることは出来ません。
ロッシュはロレドの屋敷の2階玄関に上がる階段のところで待機しています。
ロッシュと話す
階段のところで待機しているロッシュに近づくと階段を上り、門前払いされるイベントが発生、下記のジャーナルが追加されます。
ところが着いてみると司令官はご多忙とのことで、無礼にも門前払いをくわされた。そこで待つあいだ、ふたりは話をすることにした。
引き返して階段を下ります。階段の下にロッシュが待機します。ロッシュと会話して「で 次は?」を選ぶと進行します。
ワナの部品を見つける
ロッシュとの会話の後、クエスト「カイラン退治」に関連して男が近づいてき、ロレドの屋敷の裏手に、カイラン戦に役立つアイテムが配置されているヒントをくれるイベントが発生します。このイベントは「神意と死刑台」の完了前、つまりクエスト「カイラン退治」が自動発生する前であっても発生します。
イベント完了後、クエスト目標が「ワナの部品を見つける」に更新され、以下のジャーナルが追加されます。
重要な要件で来ている先客というのが女魔術師だと知って、ゲラルトは驚いた。彼には女魔術師に特別心を惹かれる傾向があり、機会があれば必ず会おうとすることは知っておいていいだろう。そして魔術を職業とする女性たちのほうでも、ゲラルトには特別な好意を持つらしいのだ。この土地で一番の権力者である男のところに女魔術師が訪れて密談中と聞いて、ゲラルトが感じた興奮を想像できるだろうか。館の裏に回って盗み聞きする以外にない! さらには、宴会に招かれた客のうちひとりの商人が、カイランに仕掛ける罠の部品がある場所をゲラルトに教えてくれたことも付言しておこう。こんな時でもゲラルトは河に出没する怪物カイランを狩る手段を考えていたし、実際このワナが後で役に立つことになるのだ。その部品を手に入れるには、館の裏へ回って木の台の上に置かれた箱を見つけさえすればよいという話だった。
クエストが発生すると直ちにロッシュが裏庭の入り口にいる見張りの兵士を連れ出し、以降、隠密モードに入ります。隠密モードは、プロローグのクエスト「ラ・ヴァレッテ城地下牢」であった、敵NPCの背後から忍び寄り右クリックで気絶させるモードのことです。
本クエストの隠密モードでは失敗が出来ないため、マメにクイックセーブすることを心がけましょう。
隠密モードでの行動に失敗した時
「ラ・ヴァレッテ城地下牢」の時は対象の敵NPCに見つかって失敗してしまった場合は戦闘して倒せば済みましたが、本クエスト中は見つかったらアウトです。直ちに「バーナード・ロレドに会いに行く」にクエスト目標が更新され、ロレドの屋敷の裏手の探索はできなくなります。下記のジャーナルが追加されます。
残念ながらゲラルトは時々ひどいヘマをやらかす。この時がそうだった。信じられないことだが、ゲラルトは忍び歩いているところを番兵に捕まり、ただちに長官の前へと連行された。
ロレドの屋敷の裏手の探索
屋敷の裏手には気絶させることが出来る敵NPCが5体居ます。こまちゃんの宝箱ではこれらの敵NPCに①から⑤まで通し番号を付けました。この番号はゲーム内で呼称されるものではなく、本ページでの御説明用に付したものです。
ロッシュが見張りの兵士を連れ出した、そのすぐ先の岩場のところに敵NPC①が居ます。岩場の左手奥に居ますので、右手から近づき、敵NPC①が振り返って北東側を見、歩き出すまで待ちましょう。
この時、岩場の陰から飛び出しすぎると見つかります。敵NPCが持つ松明の方向を見るようにしましょう。北東側に歩き出すと同時に、背後に迫り、右クリックすれば気絶させることが出来ます。
さらに建物に沿って奥へ進みます。ウィッチャーのメダルを使い、オレンジ色に反応する場所をチェックしましょう。その場所にはバケツが置いてあり、触れると音が出て見つかり、失敗します。
その先、扉のところに敵NPC②が居ます。敵NPC②は背中を見せて用を足しているので簡単に背後に迫ることが出来ます。
敵NPC②のところの扉は鍵が掛かっていて開きません。すぐ右手(西側)の段差をよじ登って越えて行きます。段差を下りて扉の向こう側へ行く前に、残りの敵NPCの位置を確認しておきましょう。あと3体居ます。3体とも一定の範囲を歩いています。
段差を飛び降りたら、木の扉の方から続く石の外壁沿いに南東方向へ進み、外壁の端のところで待機し、敵NPC③の動きを見ます。この途中、屋敷内の窓からシレが外を眺めているカットが入ります。
敵NPC③は左回りに三角に歩いています。最も待機場所の外壁のすぐ裏に近づいてきて、振り返った瞬間に背後を取り右クリックすればOKです。
次は敵NPC④です。敵NPC④は広範囲を右回りに三角に歩いています。地下室へ続く階段の手前にある松明のところに移動し、この松明を消して待機です。ここで敵NPC④の動きを見ます。敵NPC④が最も近づいてきて振り返った瞬間に飛び出し、右クリックして気絶させましょう。
なお、地下室へ続く階段を下りた先にある地下室は、松明だらけの謎な区画です。何一つアイテム配置はされていません。この地下室はクエスト「拳闘大会」にて闘技場として使われる場所です。本クエスト進行中は何もありません。
最後は敵NPC⑤です。敵NPC⑤は南側を見たままずっと立ち止まっています。敵NPC③を倒したことで扉のところに行けるようになっていますので、扉のところに移動し、そこから外壁沿いに敵NPC⑤に近づいていって右クリックすればあっさり気絶させられます。
アイテム類の回収
5体の敵NPCをすべて気絶させれば、あとは探索したい放題です。敵NPC⑤の付近にある宝箱からはオレンや硬い革強化を入手できます。
また、扉を開けるか、NPC⑤のところの外壁を飛び越えることで入れる区画では赤い隕石や青い隕石をはじめとした各種クラフティング材料、薬草類が回収できるほか、宝箱(鉄骨)があります。この宝箱にはクエストマーカー指示が付いています。
宝箱(鉄骨)からは重要なアイテムが回収できます。確実に回収しておきたいところです。
- 鉄骨
- 設計図:ウィッチャーの硬銀の剣
- アストロガラスの鎧
- 繊維強化要素
鉄骨はカイランの罠作成に必要な専用の材料です。
また、アストロガラスの鎧はレア品で、この段階でそこそこ優秀なスペックのものです。「トロールの問題」をクリアしたうえで狩人の鎧を製作済みであればそちらの方が良いですが、まだ狩人の鎧を入手出来ていないのであればアストロガラスの鎧を装備しておくと安心です。
繊維強化要素は防御力を+1し、出血耐性を1%付与できる、防具の強化アイテムです。他には「御意によりて」であえてバリスタでの狙撃イベントを失敗させたうえで「先鋒」でエチェヴェリ伯爵を倒していれば、入手出来ている可能性があります。
なお、この区画にある落とし戸はマレーナの洞窟の最奥部に繋がっていますが、本クエストの進行時点では鍵が掛かっていて通行できません。マレーナの洞窟はクエスト「マレーナ」に関連するダンジョンです。
アイテム回収後
アイテム類を一通り回収したらクエストを進めましょう。はしごの位置にあるはしごから順々に上にのぼり、シレが外を眺めていた窓を目指します。途中宝箱があり50オレンを入手できます。窓のところまで来たら右クリックで「見る」ことが出来ます。
ロッシュのところに戻る
窓から覗き、部屋の中でシレとロレドとの話し合いを聞き終わったところでクエスト目標が「ロッシュのところに戻る」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
熟練した動きで番兵をかわし、障害を回避して、ゲラルトは館の裏庭へ進んだ。そして長官と女魔術師の会話を聞き取った。聞くだけの価値はあった。彼らが話していた計画とは、なんとゲラルト本人に関わるものだったのである! 我らの英雄は音も立てずに、ヴァ―ノン・ロッシュのところへ戻った。
ここで、ボーナス経験値150を獲得します。その後は来た道を引き返せばOKです。敵NPCがすべて気絶済みであればラクです。上述のアイテム回収が済んでいない場合は先に回収しておくようにしましょう。ロッシュの居場所にクエストマーカー指示が付きます。
バーナード・ロレドに会いに行く
ロレドの屋敷の裏手の探索を完了するか、またはその途中で失敗してロレドの屋敷内に連れて行かれた場合、クエスト目標が「バーナード・ロレドに会いに行く」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
盗み聞きした情報をみやげに、ゲラルトはロッシュのもとへ戻った。そして今度は表玄関から入って、ロレド長官に会った。
ロレドの屋敷の裏手の探索を完了したことで本クエスト目標に来た場合のみ、ボーナス経験値150がもらえます。ロッシュとの会話選択肢「それだけじゃない」は窓から覗いたシレとロレドのやり取りをロッシュに伝えるセリフが挟まるだけで分岐等はありません。
「行こう」を選んだところでクエストが進みます。2階へ続く階段を上って番兵と会話し邸内に入ります。ロッシュは中に入れてもらえません。
邸内は広いですが、本クエスト進行中は通行止めになっており、目的地のロレドの事務所まで一本道です。途中、事務所から出てきたシレとの会話のカットが発生します。
ロレドの事務所に近づくとイベントが発生し、ロレドとの非常に長い会話やりとりが始まります。ロレドの屋敷の裏手の探索に失敗してこのクエスト目標に来た場合は、ここからスタートになります。
ロレドとの会話では途中、多数の会話選択肢がありますが、ゲラルトを味方につけたいロレドの論法に依っていて、だから俺たちは同じ方向性なんだ、協力し合おうぜ、という方向に話を持って行きたいためのものです。クエスト進行に影響はありません。途中「平底船?」の会話選択肢を選んだ場合はジャーナルの重要地点欄に「囚人船」が追加されます。
- 決まりだ
- すまんが断る
途中のやり取りに関わらず、最終的にはこの会話選択肢にたどりつきます。この会話選択肢だけが分岐に関連しています。選択した内容に応じて、下記のジャーナルが追加されます。
「決まりだ」選択時
ロレドの提案とは、処刑台で騒ぎを起こした件を許す代わりに、イオルヴェスを捕らえろというものだった。その難しさは説明するまでもないだろう。駐屯軍が束になっても捕縛できない相手だ。しかしゲラルトは、この提案を受け入れた。
「すまんが断る」選択時
ロレドの提案とは、処刑台で騒ぎを起こした件を許す代わりに、イオルヴェスを捕らえろというものだった。駐屯軍が束になっても捕縛できないでいるのだから、難しいことは言うまでもない。第一ウィッチャーは人狩りをしないのが掟だ。彼は提案を拒んだ。
分岐の内容
ロレドの依頼を受諾したのか、拒否したのかによって、ジャーナルの記載が変化する他、以降第1章フロットサムでの行動時に数回、ロレドの邪魔が入ることになります。ですが、差異はその程度で、大筋の内容が変わるわけではありません。
ロレドの屋敷を後にする
ロレドとの会話を終えたところでクエスト目標が「ロレドの屋敷を後にする」に更新されます。この時、ジャーナルのキャラクター欄に「アーノルト」が追加されます。アーノルトとは、ロレドのデスクの前にある座席に座っている男の事で、実はケイドウェンのスパイです。
また、クエスト「神意と死刑台」が未クリアでクエスト「カイラン退治」が未発生だった場合は、このタイミングで「カイラン退治」が自動発生します。
ロレドの事務所の出口のところには郵便箱があります。この郵便箱は「魔の河」に関連するものです。もし「魔の河」をプレイ済みで「王立郵便の手紙箱の鍵」を持っている場合は郵便箱を開けて「バーナード・ロレドの手紙」を入手することが出来ます。鍵を持っていない場合は開けようとしても「鍵が必要」と表示されて終わりです。
また、ロレドの事務所にある本棚に「封建社会とその敵」という本があり、読むことでジャーナルの用語欄に「スコイア=テル」が追加されます。
ロレドの屋敷内の他の階へ行こうとしても兵士に通行止めにされるので、そのまま屋敷から出る流れになります。
クエストの完了
屋敷外に出て、さらに敷地から外に出たところでクエスト完了となり、下記のジャーナルが追加されます。この追加ジャーナルについても、ロレドの依頼を受諾したのか、拒否したのかで内容が変わります。
「決まりだ」選択時
ゲラルトは長官の側に味方することを決め、館を辞した。ロレドは自分の計画をうまく進めているつもりでいたが、のちにその間違いを思い知ることになる。
「すまんが断る」選択時
ゲラルトの拒絶はロレドを怒らせた。長官邸を出て行きながら、新たな敵を増やしたな、とゲラルトは思った。それが当たっていたことは、いずれわかるだろう。
クエスト完了時の報酬は経験値300です。外に出たら、宝箱(手荷物)から預けていた武器類を返してもらい、装備しておきましょう。本クエストの完了時点でクエスト「バリスタ」をクリアしていなかった場合は、「バリスタ」については失敗終了となります。
ロレドの屋敷の裏手の探索に失敗した場合のみ、敷地からフロットサム市街地に続く扉のところにロッシュが居て、短い会話が発生します。
また、本クエストより先に「カイラン退治:値段の交渉」をクリアしていた場合は、ロレドの屋敷を出た後、坂を下りて行くところでトリスが現れるイベントが発生し、会話の完了後、第1章冒頭から保留状態となっていたメインクエスト「王の暗殺者」のクエスト目標が更新され、進行可能状態になります。これが第1章のクエストラインとしての後続クエストにあたります。
カイラン戦を終えていない場合は、そちらを進めることになります。