《ウィッチャー2攻略》王の暗殺者 のページ。クエスト「王の暗殺者」について場所や報酬などの概要と、クエスト開始から完了までの進行等の攻略情報をまとめています。
概要
王の暗殺者 | |
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Witcher2 Main | |
The Assassins of Kings 経験値: なし 報酬: 第1章「アラキスの勝利の証」と「アラキスの甲羅」と「アラキスの眼」 |
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種別 | メインクエスト |
章 | プロローグ 第1章終盤 |
場所 | 各地 |
前提クエスト | カイラン退治:値段の交渉 |
後続クエスト | 記憶のバラ 時間との戦い |
クエスト「王の暗殺者(The Assassins of Kings)」はウィッチャー2の軸となるストーリーにあたるクエストで、ゲーム開始以降、章をまたいで連続的に、かつ断続的に進行します。
章によっては単にジャーナルが追加されるだけでクリア扱いになることもあれば、強敵との対戦を求められることもあります。
クエストの開始
ウィッチャー2のニューゲームを開始すると、オープニングムービーの後で自動的に発生します。
クエストの進行(プロローグ)
プロローグでの本クエスト「王の暗殺者」は、他のクエストの進行に合わせて自動で進行していくので、特に対応すべきミッション等はありません。
オープニングムービー完了時
オープニングムービー完了時に以下のエピソードがジャーナル追加されます。
炎のバラの騎士団が反乱を計画し、それがゲラルトによって阻止されたときには、首都ヴィジマはほどなく元の落ち着きを取り戻すものと思われていた。しかし打撃は予想外の方向からやってきた。王がゲラルトに報賞を授与していたまさにその瞬間、玉座の間に暗殺者が忍び込んでいたのだ。ゲラルトの沈着さがなかったらフォルテストは死んでいただろう。みごと国王の命を救ったゲラルトだったが、暗殺者を送り込んだのが誰で、その動機は何なのか、見当もつかなかった。奇妙なことに、暗殺者の外見はウィッチャーに似ていた。本当にウィッチャーなのかもしれなかった。
これはオープニングムービー最序盤で語られたフォルテスト暗殺に関するエピソードの内容を深掘りするものです。テメリア王フォルテストは、過去に一度暗殺されかかっており、これを阻止したのがゲラルトで、以降フォルテストの信任を得てボディーガードを務めるようになりました。その後再度暗殺に見舞われ、今度は(ボディーガードのゲラルトの目の前で)本当に落命するに至りました。この部分からウィッチャー2のストーリーの幕開けなります。
「血を分けし者」完了時
メインクエスト「血を分けし者」の完了時に以下のジャーナルが追加されます。同クエストはプレイ必須のクエストですので、このジャーナルはゲームを進めさえすれば必ず追加されます。
フォルテストの幸運は二度続かなかった。ゲラルトの助けは間に合わず、王は暗殺者の手にかかって死んだ。今度の敵もまた変異体で、先の暗殺者と衣服や行動が似ていたのだ。さらに、敵はゲラルトを知っている様子だった。不幸にして暗殺者は逃げおおせ、ゲラルトが王殺しの下手人と決めつけられてしまった。
ここでも特に実行するアクションはなく、単に「血を分けし者」の最後のムービーでの出来事が本クエストのジャーナルとして記録される感じになっています。
ゲラルトはこのシーンで王を暗殺したという濡れ衣を着せられたために、以降の果てしなく長い戦いや旅が強いられました。このことはゲラルトにとってもかなり過酷な思い出として残って行くわけです。
例えば、レダニアのラドヴィッド王を消そう、というウィッチャー3のクエスト「暗殺計画」などでは、ゲラルトは王を手にかけるなんて・・・それだけは勘弁してほしい、という姿勢で会話が続きます。とはいえシリの結末にも大きく影響する重大なクエスト「国家の理性」で最終判断を強いられるわけですが、ウィッチャー2を先にプレイしていてゲラルトの心境が痛い程よくわかる場合、ウィッチャー3のストーリーの進め方も悩ましくなってくるでしょう。
それ程に、ゲラルトの苦い経験となった王の暗殺疑惑、これが本フェーズのジャーナルとして綴られます。まさに、ゲーム版ウィッチャーを通してのストーリーの、ひとつの軸となってくるエピソードです。
プロローグ完了時
「ラ・ヴァレッテ城地下牢」をクエスト完了し、プロローグが完了となったタイミングで以下のジャーナルが追加されます。
事件の直後には牢に入れられ、今は無実の罪で追われる身となったゲラルトは、フロットサムに向けてポンター河を航行する船の上にいた。着せられた汚名をなんとか晴らしたいと思い、またウィッチャーが要人暗殺を行うという前例のない出来事について考え悩んだ。王の暗殺者。この謎を解かねばならない。それにはテメリア王国の諜報網に助けを借りる必要があった。
このシーンで描かれるフロットサムへの脱出劇は、ウィッチャー3の主要人物でもあり、同作ではゲラルトと深い信頼で結ばれた親友として描かれるヴァーノン・ロッシュが、ゲラルトを如何に助けたのかを知る良いエピソードです。
それまではいずれもフォルテスト王の近くに使える身としての付き合いはありましたが、フォルテスト王が暗殺されてしまった今、それで終わりではなく、これからは直接協力しあいながら問題を解決していこうという、いわば友情のスタート地点にあたる出来事になります。
ロッシュは原作小説では出てこない、ゲーム版で生まれた人物です。言い換えると、ロッシュという素晴らしいキャラクターがゲーム版ウィッチャーのストーリーを語る上での重要な要素で、ストーリーにとても良い味わいを加えています。
クエストの進行(第1章)
フロットサムで暗殺者の痕跡を探す
クエスト「多難な上陸」をクリアしたところで、本クエストの第1章パートが自動発生し、クエスト目標が「フロットサムで暗殺者の痕跡を探す」となり、以下のジャーナルが追加されます。
フロットサムの街に入る寸前、ゲラルトはフォルテスト王の殺害者を見た。スコイア=テルの部隊指揮官、イオルヴェスと一緒にいるところを目撃したのだ。これが偶然のはずはなかった。後にわかることだが、実際この遭遇は意図的に仕組まれたものだったのである。目撃の瞬間から、ゲラルトは暗殺者に近づくためにイオルヴェスを利用できないかと考え始めた。
このクエスト目標は発生時点では進めようがなく、いったん保留することになります。
カイラン戦と恥知らずな提案の完了後
本クエスト「王の暗殺者」第1章パートの第2幕は、カイラン戦と恥知らずな提案がどちらも完了した後に発生します。具体的には、クエスト「カイラン退治:値段の交渉」および「恥知らずな提案」の両方をクリアするまでは進めることが出来ません。
トリスの案内で囚人船に行く
クエスト「カイラン退治:値段の交渉」および「恥知らずな提案」の両方をクリアすると、トリスが現れるイベントが発生します。例えばカイランの討伐を終えた後、フロットサム市街地の職人街にてその報酬オレンを受け取り、メインクエスト「カイラン退治:値段の交渉」が完了した直後のタイミングでトリスが現れます。
言い換えると、本クエスト「王の暗殺者」を進行させるためには、「カイラン退治:値段の交渉」および「恥知らずな提案」の両方をクリアする必要があるということです。
トリスとの会話が終わったところで本クエストのクエスト目標が「トリスの案内で囚人船に行く」に更新され、以下のジャーナルが追加されます。
埠頭に繋がれている囚人船は、最初からゲラルトの注意を引いた。スコイア=テル、およびその協力者であるとみなされた非人間族の囚人たちが甲板の下に押し込められている船だ。イオルヴェスの副官、シアランという名のエルフもその中にいるとトリスから聞いたゲラルトは、彼と直接話をしようと決意した。シアランから、王殺しのレソについて何か手がかりが得られるかもしれないからだ。ゲラルトはトリスとともに埠頭へ向かった。
囚人船はフロットサム市街地北側にある船着場の桟橋に停泊しています。クエストマーカー指示が付きます。
囚人船のところに行くと、番兵に足止めされているトリスが居ます。番兵と会話し、囚人船の中に入ります。
- イオルヴェスの副官だ 生かす価値がある
- ロレドの命令だ(脅迫チャレンジ)
どちらを選んでも結果として中に入ることが出来ます。囚人船に入り、甲板から船倉に下りると奥にイオルヴェスの副官(シアラン)が横たわっています。近づくとイベントが発生し、クエスト目標が「アクスィーの印を使い重症のエルフを鎮める」に更新されます。
アクスィーの印を使い重症のエルフを鎮める
クエスト目標が更新されると以下のジャーナルが追加されます。
聞いた通りシアランは囚人船にいたが、瀕死の重傷に苦しんでいて、話ができる状態ではなかった。トリスが治癒魔法を始める前に、まずアクスィーの印を使って鎮静しなければならないほどだった。
左クリックで「アクスィーの印を使う」ことが出来るようになっています。左クリックするとイベントが発生し、トリスも魔法を使い始めます。すぐに左クリック連打が求められます。
すぐに連打をし、ゲージが満タンになるとシアランが意識を取り戻し、会話が始まります。すぐに連打をし始めなかったら時間内にゲージを満タンにできず、やり直しになります。
- イオルヴェスに会いたい
- なぜ捕まった?
- お前ら同様 ロレドと戦ってる
3択の会話選択肢が出ますが、どれを選んでも同じ会話選択肢に続きます。さらに「スコイア=テルにウィッチャーが…」を選ぶとシアランはレソの情報を話します。その後また3択の会話選択肢に続きます。
- レソが王殺しなのか?
- なぜ イオルヴェスを殺す?
- イオルヴェスの計画は?(3種チャレンジへ)
この3択は全て内容を見ることが出来ます。いずれか1つ選ぶと「もう十分だ じゃあな」の会話選択肢が出現し、これを選ぶことで会話を打ち切ることも可能となります。
「イオルヴェスの計画は?」を選択すると、説得チャレンジ、脅迫チャレンジ、アクスィーチャレンジの3種類のいずれかを実行できる会話選択肢が出現しますので、能力を育成したい場合はトライすると良いでしょう。
「もう十分だ じゃあな」を選ぶとシアランとのやり取りは終わりです。最後のシアランの話に出てくる「リンゴの花が咲く場所」というフレーズでゲラルトが喪失していた記憶がよみがえり、メインクエスト「よみがえる記憶」の第1章パートが割り込み発生します。
「よみがえる記憶」の割り込みから戻ってくると、トリスとの会話ムービーとなります。ゲラルトが取り戻した記憶の内容を聞いたトリスは一瞬動揺し、寂しそうにしますが、ゲラルトのためにはさらなる記憶を取り戻すことが優先されるべきだから、そのために記憶のバラを見つけよう、と提案するに至ります。
- 俺1人でやりたい
- 来てくれると嬉しい
いずれかを選択したところでメインクエスト「記憶のバラ」が割り込み発生します。本クエストとしては下記のジャーナルが追加され、クエスト目標はいったんなくなり、保留状態となります。
イオルヴェスの副官から話を聞きだしたことによって、王殺しの追跡は大きく進展した。しかし、ゲラルトにはもっと切迫した問題があった。トリス・メリゴールドとふたりきりで、きわめて真剣な長い会話をして - これについては別のところで詳しく述べてあるが - その話し合いでやると決めたことを、王殺しの追跡より前にゲラルトは終わらせなくてはならなかったのだ。
本クエストを次へ進めて行くためには、先に「記憶のバラ」を終える必要があります。
記憶のバラ入手後
本クエスト「王の暗殺者」第1章パートの第3幕は「記憶のバラ」完了後です。トリスが記憶のバラを使ってゲラルトの記憶回復を試みるには魔術の準備期間が必要です。その準備を待っている間にできることとしてイオルヴェスを捕まえよう、となり、クエスト目標「スコイア=テルについてゾルタンと話す」が発生します。このクエスト目標が出るまでは、本クエストを進行させることは出来ません。
このパートでは巨大な怪物であるアラキス、また真の王殺しであるレソとの戦闘が発生します。いずれも強敵です。
スコイア=テルについてゾルタンと話す
割り込み発生していた「記憶のバラ」の完了により、クエスト目標「スコイア=テルについてゾルタンと話す」が追加され、クエストが再開します。下記のジャーナルが追加されます。
否定ジャーナルの時
ゲラルトは王殺しの件を最後の解決まで追求する気だったが、トリスはそれを喜ばなかった。彼女の望みは何もかも捨てて、愛する男と遠くへ逃げることだったからだ。それでもなお、この女魔術師はゲラルトの望むことなら何でも支援しようと決意していた。彼女は記憶のバラから薬を作る準備にとりかかり、ゲラルトがゾルタンのもとへ行くのを止めなかった。周知のようにドワーフのゾルタンはスコイア=テルと接触があるから、イオルヴェスにも渡りをつけられるだろう。
肯定ジャーナルの時
トリスはもうテメリア王国に十分奉仕した。今は何もかも捨てて、愛する男と遠くへ逃げてしまいたいと彼女は望んでいた。しかしゲラルトはロッシュが監獄から出してくれたことを忘れるわけにいかず、その恩を返したいと思っていた。トリスも心の奥では、いったん始めたことを途中で投げ出すようなゲラルトではないとわかっていたのだ。彼がロッシュと真剣に話し合っている間、彼女は記憶のバラから薬を作る準備をしていた。結局ゲラルトはロッシュのために最後のひと働きをすることに決めた。イオルヴェスを捕らえるのだ。彼はゾルタンに会いに出かけた。
この時追加されるジャーナルは「記憶のバラ」の完了時のトリスとの会話において、トリスの想いに対して否定的回答をして否定ジャーナルが追加されたか、または肯定的な回答をして肯定ジャーナルが追加されたかによって2パターン存在します。
アラキス戦に備えて散弾を作成しておきたい場合(詳しくは後述)、事前に準備しておきましょう。散弾はレビスを含む錬金術の素材(クサノオウ等)と、シーラムを含む錬金術の素材(ブリオニア根)で作成できます。材料はいずれも至る所に自生しており、日頃の採取で意識せず貯まっていることが多く、散弾はお手軽に作ることが出来ます。
ゾルタンの現在地は宿屋です。地下には倉庫がありますから事前準備はこの段階で済ませておくのがスムーズです。
ゾルタンと会話すると、会話選択肢に「イオルヴェスを捜す」が追加されています。これが本クエストの進行のためのトリガになります。
ゾルタンの案内でイオルヴェスに会いに行く
本クエストのクエスト目標が「ゾルタンの案内でイオルヴェスに会いに行く」に更新され、以下のジャーナルが追加されます。
ゾルタンは助けを惜しまないドワーフだ。酒びんを空けるのを彼に助けてもらったことのある者ならよく知っている。この時も、誰かが「森でリス団を探すなんて自殺行為だ」と止める間もなく、ゾルタンはすぐにゲラルトを連れてスコイア=テルの集会所に向かった。
ゾルタンは宿屋を出て、フロットサム市街地の南側の門からフロットサム近郊の森にある目的地に向かいますので、これを追っていきます。
ゾルタンについて行き、集会所の場所まで来るとスコイア=テルとの会話イベントが発生し、下記のジャーナルが追加されます。この会話では会話選択肢はありません。
スコイア=テルは確かにゾルタンの予想通りの場所にいた。そこでイオルヴェスの行き先を教わり、森を怪物がうろついていると警告も受けた。ゾルタンは、怪物に会うほうがまだマシだと言った。彼はリス団が必ずや罠を仕掛けてくると確信していたのだ。
さらにゾルタンについて行きます。ゾルタンは空き地(アラキス)の方向へ走っていきます。段差をよじのぼりつつ、イベントの場所まで来るとイベントが発生し、クエスト目標が「アラキスを倒す」に更新されます。
アラキスを倒す
クエスト目標が「アラキスを倒す」に更新されると、下記のジャーナルが追加されます。
森の怪物というのはアラキスだった。実におぞましく危険な生物で、詳しく描写してはご婦人や気の弱い青少年を気絶させてしまうだろう。だがウィッチャーにとって「おぞましい生き物」などという分類はない。殺すが容易か、難しいか、それだけである。不運にしてアラキスは後者であり、ゲラルトは手痛い教訓を学んだ。
段差を飛び降りつつ、時計と反対まわりに空き地の中央へ向かいます。2度目の段差を飛び降りた先でセリフが出て、アラキス戦に突入します。
アラキス戦のコツ
ウィッチャー2のアラキスは中ボスクラスの強敵です。ウィッチャー3では雑魚敵ですが、その感覚で行くと手痛いことになりかねません。
とはいえ、ゾルタンの援護もありますので、ウィッチャーの銀の良剣など、ある程度強い銀の剣を使っていればさほど大変な戦闘にはなりにくいです。ゲーム難易度が高い場合は苦戦・長期化することが多いですから、準備を怠らないようにしましょう。
アラキスの前脚は良く伸びます。リーチが長いです。十分な間合いを取って攻撃を当てられないように注意しましょう。
アラキスは昆虫系ですので、インセクトイド・オイルが有効です。また、クモのオイルも活用可能です。与ダメージを稼ぎたい場合はインセクトイド・オイルが便利でしょう。アラキスを毒状態にしたければクモのオイルを使えば良いですが、インセクトイド・オイルで単純に与ダメを上げた方が使いやすいように思います。
印については、アラキスに対してはアードは効きません。イグニは他の昆虫系と同様、よく効きますので、イグニ活用が良いです。
おススメとしてはイャーデン活用です。イャーデンで足止めしたところに滅多切りを加えることで与ダメを稼ぎやすいです。
さらに最後の手段的に強力なやり方として、散弾を使う方法があります。必要な散弾数は11~12個程度です。これをやる場合は、事前にポケットに散弾をセットしておきましょう。戦闘開始したら、まずイャーデンを打ちます。アラキスはゲラルトにまっすぐ向かってきますから、打ったイャーデンを挟みこむように移動することでアラキスを簡単にイャーデンに釣り込むことができます。足止めされたアラキスに向けてRボタンで散弾を投擲します。1回足止めするごとに1個か2個程度、投擲することが出来ます。これを繰り返しているとあっさり倒せますので、なかなかアラキスを倒せず困った際は試してみてください。
イオルヴェスとの会話
アラキス戦では敵NPCを倒したことで10程度の経験値が入手できます。アラキス戦が終わると、その流れで直ちにイオルヴェスとの会話が開始します。
イオルヴェスとの会話ではNGとなる会話選択肢が3つあります。これらを選んでしまうとスコイア=テルに射殺されてゲームオーバーとなります。NGとなる会話選択肢は以下の3つです。
- お前は人殺しだ
- ロレドの言う通りの奴だ
- お前はエルフの面汚しだ
この3つを選んでしまわないようにしましょう。ゲームオーバーになってしまうとセーブデータのロードをしたところでアラキス戦の戦利品が消失してしまっており(詳しく後述)、結局アラキス戦をやり直す羽目になります。
イオルヴェスとの会話の出口は「レソと何をする気だ」と「なぜフォルテストを?」です。2つとも選んだところで会話が完了へ向かいます。色々会話内容を見て行きたい場合は、NG選択肢を外しつつ、これらの出口となる会話選択肢2つを後回しにすると良いでしょう。
イオルヴェスとの会話が一通り終わった後、今すぐレソのところに向かうのか、後で合流するかを選ぶ、最終的な会話選択肢が出ます。
- 行こう(NG選択肢)
- 先にやることがある(こちらを選ぶ)
ここでは「先にやることがある」を選んで、アラキス戦の戦利品回収を確実に済ませておくようにしましょう。
アラキス戦完了後の注意事項として、戦利品を回収する前にセーブデータをロードするのは避けるようにしなければなりません。例えば、アラキス戦完了時点でオートセーブが作成されたりもしますが、セーブデータを読み込んでも、アラキスの戦利品が消失しています。この現象はバグである可能性があります。
そのため、アラキス戦開始後は、イオルヴェスとの会話を経て、アラキス戦の戦利品を回収する、というところまでノーセーブで進めるのが必須です。
「行こう」を選ぶとクエスト目標が「レソに会うためイオルヴェスについて行く」にスキップしてしまい、ロードが発生してしまいます。そればかりか、イオルヴェスを連行している状態になってしまうため、その直後に発生するレソ戦に向けた事前準備ができない(瞑想ができない)という厳しい状況になります。
ですので「行こう」はNG選択肢だと考えた方が良いです。
エルフ遺跡に行ってレソに会う
「先にやることがある」を選択すると、クエスト目標が「エルフ遺跡に行ってレソに会う」に更新され、下記のジャーナルが追加されます。
アラキスは倒したが、もっと危険な敵が森から現れた。ゲラルトが怪物と戦うのを見物していたイオルヴェスだ。いつもなら侵入者は即時弓矢で射殺されるところだが、我らが英雄の勇猛さを見たエルフが興味を覚えたのである。こうしてゲラルトは、イオルヴェスにレソの裏切りを教えてやることができた。とはいえゾルタンと2人ぶんの生命が細い糸に吊るされているのも同然の状況にあっては、好きなことを言える余地は少ない。ゲラルトはできるだけ慎重に話を運ばなくてはならなかった。幸い、イオルヴェスにとってもゲラルトの話には説得力があった。最後まで聞いてもらえたばかりか、エルフたちと協力関係を結ぶことで合意が成立したのである。
イオルヴェスとの待合せ場所にクエストマーカー指示が付き、ここでイオルヴェスと合流することでクエストを進めることが出来るようになります。
ゲラルトの操作が自由にできる状態になりますので、アラキス戦の戦利品回収や、周辺探索をこのタイミングで行っておくようにしましょう。
アラキス戦の戦利品は以下の3点です。これが最も重要です。
- アラキスの勝利の証
- アラキスの甲羅
- アラキスの眼
他にはアメジストの粉などをランダムで持っている場合もあります。「アラキスの眼」はクエスト「女神メリテレの守り」で必要となるアイテムです。セドリックから購入することも出来ますが、高額商品です。また「アラキスの勝利の証」は印のダメージボーナスが付くため活用機会が多いアイテムです。
空き地には白骨遺体があり、「ケィア・モルヘンの剣」を拾うことが出来ます。ウィッチャーの銀の良剣よりもダメージは低いですが、「即死」確率が付与されており、便利な銀の剣です。
また、洞窟があり、内部を探索することが出来ます。この洞窟に近づくとジャーナルの重要地点欄に「イオルヴェスの隠れ家」が追加されます。ここはその名の通りイオルヴェスが隠れ家にしている場所で、第1章の冒頭ムービーでチラっと出てきた、イオルヴェスとレソが会っていた場所にあたります。
洞窟内は狭く、西側の一角に宝箱があり、丈夫なカットラスと150オレンを入手できます。丈夫なカットラスは割と優秀な鋼の剣ですが、クエスト「トロールの問題」をクリアした後、盗賊の隠れ家で極上のカットラスを入手出来ていればその方が強く、使うことはないでしょう。むしろオレンの方が有難いかと思います。
レソに会うためイオルヴェスについて行く
イオルヴェスとの待合せ場所に行き、最後の段差を上ったらイオルヴェスとイベントが発生し、イオルヴェスと合流することになります。
イオルヴェスと合流した後は、ゲラルトがイオルヴェスを連行してゆっくり歩く状態になってしまいます。こうなると瞑想ができなくて、その後突入するレソ戦のための事前準備に支障が出ます。イオルヴェスと合流する前に、戦闘のための準備を済ませておくようにしましょう。
レソ戦の事前準備
以下、事前準備から戦闘に入るまでの流れを時系列で並べていますのでご参考ください。
- 山道に入る手前の石碑でセーブ
- 足さばきのレベル2を習得しておく
- ポケットに散弾をセットしておく
- 春ツバメを服用する
- 絞首の毒を使用する
- カイランの勝利の証を装備する
- 石碑でウィッチャーのメダルを使用し、力の場(体力)を有効にする
- 急いで山道を駆けあがり、イオルヴェスと合流
なお、第2章の大分岐をロッシュルート、イオルヴェスルートともにプレイしたい場合、1のセーブデータはとても便利ですので、保存しておくと良いです。ルートが確定して引き返せなくなるのはもう少し先ですが、本クエストでこの直後(後述)に発生する、ロッシュを手伝うのかイオルヴェスを手伝うのかの行動選択により、以降のクエストで発生する行動選択やジャーナル記載に変化が生じはじめます。まだ、どちらへの肩入れもしていない、このタイミングのセーブデータを残しておき、ここから再開するのが気持ちいいでしょう。
レソ戦に向かう
十分な事前準備が済んだら合流です。山道を上っていきイオルヴェスと合流すると、クエスト目標が「レソに会うためイオルヴェスについて行く」に更新され、以下のジャーナルが追加されます。
ゾルタンはフロットサムの街に戻り、ゲラルトはイオルヴェスとともに罠を仕掛けるための取り決めをした。ゲラルトがイオルヴェスを縛りあげ、それを手みやげにレソに会うという計画だ。捕虜を餌にして、レソの雇い主が誰なのかを聞き出したいとゲラルトは思っていた。
イオルヴェスをともないエルフの遺跡に入ったところでイベントが発生し、そのままレソとの会話が始まります。会話は基本的に読み物で、どれを選んでいっても大丈夫です。最終的に「剣を抜け」または「戦う必要はない」を選ぶとレソ戦に移行することになります。
霊薬などの残り時間が減らないよう、会話を連打で進めたり、右クリックでムービーをキャンセルするなど、できるだけ速やかにレソ戦に入るようにしましょう。
「剣を抜け」または「戦う必要はない」のどちらかを選んだ直後、時間制限付きの選択肢が出ます。
- (イオルヴェスに剣を渡す)
- (ロッシュを手伝う)
この選択結果により、以降、フロットサムの状況やクエストの発生、進行に差が生じます。時間制限内に選択しなかった場合はイオルヴェスの味方を選んだ状態になります。
なお、ウィッチャー2の第2章以降は、イオルヴェスとロッシュのどちらと行動を共にするかで別ゲームといえるレベルの大分岐が発生しますが、本クエストのこの選択肢で決定するものではありません。このシーンでイオルヴェスとロッシュのどちらの味方をしてもまだ、大分岐をどちらにも倒すことが出来ます。
レソと戦う
レソ戦が開始したらクエスト目標が「レソと戦う」に更新され、以下のジャーナルが追加されます。
とうとうゲラルトの望みはかなった。じかに王殺しと向かい合って、剣を交えることになったのだ。ゲラルトはフォルテスト王の殺害者に報いを受けさせたかったのだが、レソは恐るべき敵だった。
レソ戦での基本的な立ち回りは、レソのクエンが切れているタイミングで斬りつけ、すぐに逃げることです。イャーデンを打っておけばレソを足止めできることもありますが、怪物ではなく都合良く踏んでくれるものではなく、確実ではありません。
レソ戦開始直後、まず最初のクエンを張り、すぐに回避しましょう。レソは大振りしてきますので、ローリング回避の距離を延ばすため、足さばきを習得しておかなければ厳しいです。
レソのクエンが有効の間(青く光っている状態)は、無理に近づかず、ローリング回避で逃げ回るのがベストです。距離を開けて同じ場所に立っていると爆薬を投げてきたり、アードを打ってきたりしますので、常に動き回るようにしましょう。また、レソのモーションをよく見たうえでこちらも爆薬を投げたり、上手く接近できた場合は斬りつけても良いです。ダメージを与えればその分レソのクエンが消耗します。但し無理せず、といった感じです。
レソのクエンが切れたら、モーションをよく見て接近し、1~2回斬りつけ、すぐにローリング回避で間合いを取る、という流れで少しずつレソの体力を削っていきます。レソが振りかぶったタイミングで、レソの後方をめがけてローリング回避すれば上手く背後を取れることが多いです。
レソの攻撃をブロックで防ぎつつ、攻撃する機会を待つやり方も出来なくはないですが、ブロックしてもゲラルトの体力が減りますから、安全ではありません。レソに攻撃を当てられると大きなダメージをもらいます。レソの攻撃を受けない、回避する、逃げる、というのを最優先にするのがベストです。
レソ戦の完了後
レソの体力をある程度削るとムービーが発生し戦闘終了となります。ゲームの難易度が低い程、よりたくさん削らなければレソ戦は完了しません。なお、レソを倒せることはありません。難易度低であれば勢いでレソの体力をゼロまで削れてしまうこともありますが、それでも意気揚々と去っていきます。
これらが一通り終わったところで本クエストは完了し、以下のジャーナルが追加されます。ジャーナルの記載内容は、戦闘開始直前にイオルヴェスの味方をしたか、ロッシュの味方をしたかで異なります。
イオルヴェスの味方をした場合
ゲラルトは常に自分の運命は自分で決めてきた。ゆえに彼がヴァ―ノン・ロッシュを捨ててイオルヴェスについたのは驚くにあたらない。それで驚く人は、まだゲラルトという男をよく知らないのだ。暗殺者を見つけ出してフォルテストの仇を討つことが、彼には何より重要だったから、目的を達成する最短距離をとったのである。親しい友人たちだけが、ゲラルトの理想主義が時には愚直となり得ることを知っている。王殺しのレソはゲラルトに敗北の屈辱をなめさせた後、街に向かった。トリスに用があったからだ。彼女を救うには間に合いそうになかったが、ゲラルトは諦めずに街へと走った。
ロッシュの味方をした場合
ゲラルトは、どんな代価を支払ってでも王殺しを捕らえたかったので、イオルヴェスを裏切ってロッシュに引き渡した。そしてフォルテストの仇に会うことができたが、結果は惨憺たるものだった。ゲラルトは敗北の屈辱をなめながらも、判断力までは失っていなかった。王殺しのレソがトリスを利用するために街に向かったことは分かっていたので、ゲラルトは彼女を救おうと、必死で後を追った。
レソ戦を完了したことで得られる報酬経験値等はありません。ゲラルトが装備していた鋼の剣が装備から外れて付近に転がっているので、忘れず拾って装備しなおしておくようにしましょう。また、レソの落とし物として丈夫な長剣、踊る星、散弾も転がっています。
浴場へ続く出口のそば(部屋の南東隅)には宝箱があり、50オレン前後とバランスの良い極上の銀の短剣(10個程度)を入手できます。
レソ戦の完了タイミングで、クエストラインの後続であるメインクエスト「時間との戦い」が自動発生します。また、クエスト「夢を売る店」にてヴィルモス・バルトークの練金屋を閉店に追い込んでいなかった場合は、同クエストが失敗終了となります。
「時間との戦い」完了後
「時間との戦い」が完了し、レソの次の行き先がエイダーンであると分かったタイミングで以下のジャーナルが追加されます。
デマヴェンド王の暗殺を成功させたレソだったが、エイダーンにはまだやり残した仕事があり、急いで戻る必要があった。レソはトリス・メリゴールドをつかまえて、エイダーン国境の町ヴァージェンに通じる<門>を開くよう強制した。ゲラルトは間に合わず、女魔術師は連れ去られてしまった。しかしゲラルトはフロットサムでの用を済ませ次第に、追跡を始める決意だった。
ここではジャーナルの追加のみで、行動は求められません。