《スカイリム攻略》本編メインクエスト の一覧ページ。ゲームの開始からアルドゥインを討伐するまでの全21話についてまとめているページです。
概要
本編メインクエストはスカイリムのストーリーの最も中核となるもので、全21話の大長編のクエストラインとして構成されています。主人公はこのストーリーを通して、スカイリム一帯を襲ったドラゴンの襲撃に立ち向かう力を身に付けていき、最終話では強敵のアルドゥインと雌雄を決します。
そして注意点として、このクエストラインを走破してもゲームは終了しません。一般的なRPGゲームだとこのままエンディングとなってゲーム終了となりそうなところですが、スカイリムのすごいところは、こんな大がかりなクエストラインですら、全コンテンツのほんの一部でしかないというところです。
オープンワールド的な自由進行が可能
スカイリムは純オープンワールド型のRPGです。どういう順序でどのようにゲームを進めるか、プレイヤーの意思で自由に決定できます。本編メインクエストですら、進行を誘導されることがありません。
ゲーム開始して最序盤にいっきにクリアしてしまっても良いです。完全放置してしまっても良いです。そういう自由が主人公にはあります。
但し、本編メインクエストを進めることで、数多くのシャウト等、強力な特技が使えるようになるメリットがあります。
また、DLCドーンガードやDLCドラゴンボーンのように、本編メインクエストを進めることで遊べるようになる大型コンテンツもあります。本編メインクエストを進めたことで、新たな世界が開くことはあっても、損をすることはありません。
本編メインクエスト (全21話)
大きな区切りとなる時期
本編メインクエストの21クエストの内には、ゲーム全体の大きな区切りとなるタイミングが3か所程あります。
ドラゴンの目覚めでドラゴン解禁
まず最も重要な区切りとなるのは「ドラゴンの目覚め」のクエストのタイミングです。このクエストでは記念すべきドラゴン戦の第1戦であるミルムルニル戦が発生します。
強力な敵であるドラゴンに挑んで勝てて嬉しい、というのもありますが実はこのドラゴン戦こそ、以降延々とランダム発生するドラゴン戦が解禁する瞬間となっています。クエスト名は嘘ではありません。本気でお目覚めになられてしまうということです。
このドラゴンの目覚めをクリアしたことで、以降、フィールド移動中などに突然ドラゴンが上空を旋回し出して戦闘突入するようなイベントが発生し出すようになります。時には市街地に舞い降りて大暴れし、無実の市民が犠牲になることもあるでしょう。
初回プレイでは勢いで進めてしまうことも多いと思いますが、初期のドラゴンの恐ろしさを知っている2周目以降の周回プレイ時などは、思わず立ち止まるポイントになってきます。
ドラゴンの目覚めをクリアしなければドラゴンのランダム発生は一切起こりません。もし可能なのであれば、ドラゴンの目覚めを進める前にある程度、ドラゴン戦に耐えられるような自己強化をしておけたならば望ましいです。
ドラゴン戦の解禁はいずれ通らなければならない道です。ドラゴンを倒し、ドラゴンソウルを得なければシャウトを使えるようにもなりません。レベルが幾つくらいになったら進めよう、○○のスキルが育ったら進めよう、といったようなドラゴンの目覚めをやる時期のざっくりとした目標をイメージしておくと、やりやすいように思います。
声の道でDLCドラゴンボーン解禁
「声の道」では途中、旋風の疾走を習得します。この旋風の疾走の習得が契機となりDLCドラゴンボーンが始動となります。
DLCドラゴンボーンは非常に広大なマップやクエスト等のコンテンツからなる大型DLCです。「声の道」をやらないうちでも、マップを訪れるだけなら可能ですが、ドラゴンボーン(クエスト)は発生しません。
ストーリーも含めてしっかり進めたい場合は「声の道」進行が不可欠となります。
エルダーの知識でDLCドーンガードが進む
エルダーの知識はTESを表象するアイテムである「ジ・エルダー・スクロール」の1つである「星霜の書(竜)」を入手する重要クエストです。
この星霜の書(竜)は本編メインクエストを進めるための重要なアイテムですが、実はそれだけではなく、大型DLCのひとつであるDLCドーンガードで集めなければならない3冊のうちの1冊でもあります。
従って、エルダーの知識をクリアして星霜の書(竜)を入手できていない場合、DLCドーンガードを進めている途中で盛大に中断してしまうことになるわけです。
DLCドーンガードは主人公Lv10になったら始まってしまいます。そしてDLCドーンガードの始まりは市街地への吸血鬼襲撃の始まりを意味します。吸血鬼襲撃により無実の市民が犠牲になることも多いですから吸血鬼襲撃が好きだと言う人はあまり居ないでしょう。
都市への吸血鬼襲撃を止めるためにはDLCドーンガードのクエストラインを完走しなくてはなりません。そしてその間接的な条件にエルダーの知識のクリアが含まれていることになります。
ドラゴン出現の補足
冒険中、フィールドでランダム発生したり、集落を襲撃するようなドラゴンに出会うことがあります。ドラゴンは強力です。主人公の育成が進まない内はドラゴンとの戦闘はキツいですし、また、集落に現れた場合は住民のユニークなNPCが犠牲になることも大いにあります。
これらのドラゴンはゲーム開始時点では出現しません。メインクエスト進行中に特定のシーンを終えたところ、ざっくりいうと上述のとおり「ドラゴンの目覚め」のタイミングです。
さらに掘り下げて詳しく言うと、特定のタイミングで内部的に幾つかのドラゴン出現の制御専用のフラグが立ち、ドラゴンが出現するようになります。
3つの制御変数
野良ドラゴンの出現を制御する変数は以下の3つあります。
WINextDragon
WINextDragonは、ドラゴンをランダム出現させるためのタイマーに用いられるグローバル変数で、次のドラゴンを発生させる予定のゲーム内時刻が格納されます。
MQ104(ドラゴンの目覚めのこと)のstage80(ドラゴンを討伐し終わった時点)で初回のタイマーがスタートし、これをもってドラゴンのランダム出現が有効になります。
つまり、ドラゴンの目覚めを進めない限り、さらに細かく言うとクエスト中に出てくるドラゴンを倒さない限り野良ドラゴンが現れることはありません。
言い換えると、ドラゴンの目覚めを完了させることは、このタイマーを始動させることを意味します。タイマーに設定されたゲーム内時刻が到来すると野良ドラゴンが沸くようになるわけです。
DragonsReturned
DragonsReturnedは、賞金首の布告(ドラゴン)やドラゴン・シーカー等のドラゴン関連のRadiantクエストをはじめ、フィールド上で勝手に野生動物とドラゴンが戦闘するようなイベントに至るまで、広範囲かつ数多くのコンテンツからチェックされている、ドラゴン関連の事象の発生の許可・不許可を決定づけるフラグ(グローバル変数)です。
大半はSMQNで条件判定に使われており、フラグが立っていないと、ドラゴン関連のRadiantやイベントに対する開始トリガが発行されない、つまり発火しない状態になります。
DragonsReturnedはMQ105(声の道のこと)のstage5(クエスト発生時点)で1(許可状態)が設定されます。声の道はグレイビアードからシャウトを教わるなど、ストーリー上とても重要なクエストです。
一方で、声の道のクエスト発生は、DragonsReturnedを立て、ドラゴン関連のコンテンツをアクティブにするためのトールゲートの役割を持っているわけです。
MQ106TurnOffRandomDragons
MQ106TurnOffRandomDragonsは、ドラゴンのランダム出現を一時的に停止させるためのフラグ(グローバル変数)です。
その変数名のとおり、バニラではMQ106(闇に眠る刀剣のこと)の期間中に限定して使われています。主人公がこれから始まるカイネスグローブでのドラゴン戦に専念できるよう、このフラグでドラゴンの出現を止めます。つまり、クエストに関係のない野良ドラゴンを一時停止させ、現地に向かう道中などで巻き込まれないよう配慮がされているわけです。
MQ106TurnOffRandomDragonsが有効になるのは闇に眠る刀剣の期間中のみで、クエスト完了後、フラグは落とされます。ドラゴンの出現自体は前述の1と2で確定していますので、闇に眠る刀剣が済んだら、元通り、ランダムドラゴンが元気に暴れ出すことになります。
闇に眠る刀剣をクリアしたらドラゴン襲撃が始まる、と誤解・錯覚されている方も居ると思います。厳密にはドラゴン襲撃が始まるのは上述の通りドラゴンの目覚め、声の道で有効になる2つのフラグによるものであり、その2つさえ整えば野良ドラゴンズがスタンバイ完了になります。
闇に眠る刀剣の期間中は期間限定で臨時に野良ドラゴンズをお休みさせているだけです。
チートプレイをしたい方のために
ドラゴン出現はスカイリムの世界観に密接なものですから、それを止めてしまうことはこまちゃんは一切推奨しません。
ただ、質問してこられる方も跡を絶ちませんし、MODを自作されたいなど、スカイリムの発展のために活動されたい方もいらっしゃるでしょうから、わかる範囲で記載しておきます。
但し、製作者の意図しない遊び方であり、最悪致命的なデータ破損を含む想定外の挙動があっても不思議ではありません。念のためのバックアップを当然取っておく等、危険を承知したうえで全て自己責任で御参考頂けるようお願いします。
コンソールによるドラゴンのランダム出現の停止方法
上述の3つのフラグはいずれもクエストエイリアスやスクリプト変数ではなく、単純なグローバル変数です。コンソールコマンド Set で操作が可能です。構文は以下の通りです。コンソールでは大文字と小文字は区別されませんので、全部小文字で入力しても大丈夫です。
Set [変数名] to [値]
例えば、MQ106TurnOffRandomDragonsを有効にしたいのであれば、以下のように打ち込めば有効になります。
Set MQ106TurnOffRandomDragons to 1
正しくSetが出来たかを確認したい場合のGetの構文は以下の通りです。
GetGlobalValue [変数名]
MQ106TurnOffRandomDragonsは、ドラゴンをランダム出現させる機構のコアとなる他の2つのフラグを壊すことなく、簡易に一時停止させるためのフラグですので、手軽で扱いやすいでしょう。
また、起動している間のみ有効で、セーブしても保存されない挙動をしているように見受けられますので、データ破損の危険性が比較的低いかと思われます。但し、保存されないのでゲームを起動するたびに入力する必要があります。
クエストのスキップによるランダム出現の停止方法
上述の通り、ドラゴンの目覚め、および、声の道を経由することでドラゴンのランダム出現が発生するようになります。
本編メインクエストは以下に示す強引な進め方により、いきなり外交特権をプレイするチートが可能です。これにより、ドラゴンのランダム出現自体を起こさず、メインクエストを進行することも出来なくはありません。但し、製作者が意図しない、最悪に危険な行為だと御認識ください。
- ドラゴンの目覚めを進行しない
- サルモール大使館敷地内にチートで侵入する
- エレンウェンの日光浴室に入り外交特権をクエスト発生させる
- 地下で「サルモール調査: エズバーン」を入手する
- 異臭の洞窟から脱出する
- 宿屋「スリーピング・ジャイアント」地下でデルフィンと会話し外交特権をクリアさせる
- 追い詰められたネズミの発生
木の皿等で敷地侵入
2のチート進入(敷地内へ入る)は、木の皿を用いた壁抜け、もしくはコンソールコマンド「tcl」で可能です。チートで敷地内にはいれたら、中庭からエレンウェンの日光浴室に入った時点で外交特権が強制的にクエスト発生します。ジャーナル表示はされませんが、内部的にクエスト発生状態となります(Stage180)。
但し、チート進行時はもう既に予期せぬ動作になっており、内部的に別クエストであるMQ201Perty(外交特権内のパーティーのシーン)は発生しません。なので各地の首長が場所移動してくることもありませんし、閑散としたままの進行となります。
Tcl使用時はいったん接触判定を戻す
なお、コンソールコマンドTclで敷地内に入った場合は、敷地内に達した時点でもう一度Tclを行い、いったん接触判定を復活させてください。そうしないと、エレンウェンの日光浴室の入り口を通過した時にトリガを踏むことが出来ず、ステージが180にセットされなくなり、引き続きクエスト未発生状態が継続する事になります。
外交特権の進行に不可欠であるクエストアイテム一式は全て外交特権のクエストエイリアスで生成されますから、クエスト未発生状態だとクエストアイテムも未出現のままであり、進行できなくなります。
外交特権は、Start Enabledのクエストではありませんので、ゲーム開始時に自動的にクエスト開始になってはいません。従って何らかの方法でクエスト開始させない限り目的の宝箱は空っぽのままです。
外交特権のクエストアイテムを取る
クエスト発生となったことで、クエストアイテム類(本や鍵など)が宝箱内等に配置されます。その後地下に行き、4で「サルモール調査: エズバーン」を取ったところでようやく、表面的にも外交特権がジャーナル表示されます(Stage225)。
デルフィンと密室でふたりきりに
脱出後、6でデルフィンに完了報告をすることになりますが、宿屋の地下室への隠し扉は専用のカギを必要とするドアであり、開錠出来ません。正規のルートで来てませんから、この時点でまだ鍵が掛かったままの状態です。つまり、ここでもチートが必要です。
コンソール(tcl)ではなく木の皿での壁抜けをする際は、スペアの木の皿をもう1つ持っておいたほうが良いです。壁抜けの際に木の皿を地上側の部屋に落としてしまった場合に、地下室からの脱出が出来なくなる可能性があります。地下室には木の皿が配置されていないためです。
そして、デルフィンもまたカギを持っておらず、実はデルフィンもさりげなく閉じ込められています。デルフィンと地下室に二人きりとなったまま詰むという、世にも恐ろしい最悪の結末になる可能性があります。
ここまで頑張ってスキップしたのに
全く推奨しませんが、一応こういった過程を経て、ドラゴンの目覚めおよび声の道を完全スキップしたうえで、追い詰められたネズミを発生させてしまうことが可能です。
但し、この進め方をした場合、揺るぎ無き力を3段階目まで習得出来なくなる等、支障があります。シャウト碑文を介さず直接習得するシャウトですから、基本的には教えてくれる人に会う必要があります。
3段目まで習得するには両クエスト必須
つまり、ドラゴンの目覚めや声の道をスキップして野良ドラゴンの発生を抑制することと、揺るぎ無き力のフル習得はトレードオフです。
ドラゴンの目覚めや声の道の両クエストは、クエストラインの順番に沿ってプレイしようが、チートで外交特権を先に進めたあとでプレイしようが、違いはありません。
上述の通りMQ104(ドラゴンの目覚め)のstage80とMQ105(声の道)のstage5がdoneになりさえすればドラゴン出現メカニズムが完全始動します。
揺るぎ無き力のコンソールによる習得方法
どうしても声の道をスキップしてドラゴン発生をさせず、かつ、揺るぎ無き力の3段目まで手に入れたいのであれば、コンソールしかないと思います。
- コンソールでドラゴンのランダム発生を停止する(方法は上述の通り)
- コンソールで揺るぎ無き力を習得する
このどちらかでしょう。1段階目の「フス」が既にある時に、さらにコンソールで2段階目の「ロ」と3段階目の「ダー」を追加習得したい場合、以下のコマンドで可能です。
Player.TeachWord 13e23
Player.TeachWord 13e24
13e23(WordRo=ロ)と13e24(WordDah=ダー)で2回、Teachwordを実行すれば良いです。これでフス・ロ・ダーの3つとも揃います。