オープンワールド型のRPGを長時間プレイしていると、動作がだんだん重くなってくることがよくあります。プレイデータの掃除が必要な時かも知れません。
何故だんだん重くなってくるの?
ゲームのプレイ開始時はとても軽快に動作していたのに、気が付いたらすごく動作が重たくなってしまっている…
多くの方が経験したことのある悩みだと思います。
ゲームの開始当時と重たい現在で、何が変わったのか。
ゲーム開始当初、主人公は武器や防具もほとんど持っていませんでしたし、HPの回復薬すら数えるほどしかないような身軽な状態でした。
ワールドマップをひらくと、主人公が冒険したことのあるエリアはとても狭く、地図の大部分は未開の土地でしたよね。
出会った人々の数も少なく、何か依頼されたらそのクエスト1個に集中して精一杯対応するするような感じだったと思います。
ところが、長時間プレイをすることで、買ったり拾ったり奪ったりした武器や防具やアイテムがあふれかえり、また、たくさんのクエストが同時に発生して未解決のまま溜まってしまったりするようになってきます。
ゲームが進行することで、情報量が大きく膨らむ
主人公の冒険が進むと、主人公自身や、主人公を取り巻く環境についての情報が膨らんでいきます。
主人公が実際に所有している武器や防具といった情報だけではありません。
主人公が以前訪れたことのあるダンジョンの中のこの位置(座標)にアイテムが配置されたままになっている。
主人公に話しかけたまま返事をもらえていないNPCは、次に主人公に逢えた時には、会話のこの部分から再開しなれけばいけない。
この座標に居るNPCは生きて動いている、この宝箱は中身が半分だけ持って行かれた、等々、挙げだすとキリがないくらい、色々な情報が抱えられていきます。
オープンワールド型のRPGはとても自由度が高く、色々な出来事を並列で進めることが可能です。また、多くの場合、非常に巨大なワールドマップが存在し、主人公は好きな地点を自由に移動することが出来ます。
そのため、主人公の冒険の現在の状況を管理するために、非常に大きなデータが生まれてしまいがちです。
プレイデータの巨大化を見分けられるか?
おおまかには見分けることが可能です。「セーブデータ」のサイズを見ることでざっくり把握することが可能です。
ゲームをプレイ中は、その「非常に大きなデータ」はコンピューター内のメモリに書かれています。主人公が何か行動するたびに、随時更新しています。
そしてゲームを終了する場合には「非常に大きなデータ」を復元できるように「メモ書き」を残しておく必要があります。
「非常に大きなデータ」がプレイデータで、「メモ書き」がセーブデータです。プレイデータが大きければ大きい程、セーブデータも大きくなる可能性が高いです。
ですので、セーブデータのサイズが大きくなってきたということは、プレイデータも大きくなってきてそうだ、と予想できます。
プレイデータが巨大化するとどうなるか
プレイデータは主人公の環境をつくりだすためのデータです。プレイデータが大きければ大きい程、コンピューターは多くの仕事(処理)を求められます。
例えば、主人公がある地点に近づいた時、その地点に置かれているはずのアイテムは何か?周辺を動いているはずのNPCは誰か?といったような情報を探し出し、グラフィックを作り出すといった感じで仕事が発生します。
プレイデータが巨大化すればするほど、プレイデータを調べる時間や、見つけた情報をもとにグラフィックを作成する時間も膨れ上がります。
グラフィック作成に時間が掛かりすぎると「カクつき」が発生します。また、巨大であるほど仕事量が多く、失敗可能性が高まり、不幸にも失敗すると「CTD」が発生することもあります。また、セーブデータを読み込んでプレイデータを再構築する時に上手くいかず「無限ロード」してしまう可能性もあります。
プレイデータが巨大化することで、こういった軽症のトラブルから重症のトラブルまで、色々なトラブルの温床になるわけです。
プレイデータの掃除をしよう
お金を掛けず、誰でもすぐ簡単にできることのひとつに「プレイデータの掃除」が挙げられます。
プレイデータがあまり大きくならないように、できれば小さくスリムになるように、配慮しながらゲームをプレイしよう、というのが「プレイデータの掃除」です。
恐らく、ゲームに慣れている方は普段からいつも無意識に手が動き、「プレイデータの掃除」をしているかと思います。
プレイデータの掃除が必要な時
普段から無意識にやっていれば苦ではないですが、ある瞬間にまとめて行おうとすると非常に面倒くさいです。
まずは日頃からセーブデータのサイズがどれくらいかを観察しておくのが良いと思います。なんか最近、急激にサイズが大きくなったというような場合は、早めに対応した方が良いかと思います。
また、すでに「カクつき・CTD・無限ロード」が発生してしまった場合には、プレイデータの掃除を行ってみて、改善しないか確認するのも良いと思います。
プレイデータの掃除のやり方
ゲームをプレイするうえで、今すぐにやりたいのは、目の前のダンジョンの探検や、格闘中の敵NPCとのバトルや、今やりかかっているクエストを進めることですよね。
二度と行くことの無い地点(座標)に転がっている、価値のない装備品の情報はもう要らないでしょう。
こういった、もう要らないもののためにプレイデータが増えてしまわないよう、要らないものを片っ端から「消す」方向で掃除を行います。
無駄なオブジェクトは色々あります。
- アイテム類
- NPC
- クエスト
- 等々
こういったものが減るように行動することで掃除が可能です。
クエストを片づける
例えば、受注したままほったらかしにしているクエストが溜まっているのであれば、片っ端から完了させることで掃除できます。
進行状態のクエストが多いと、プレイデータは大きくなります。やってくれる日をずっと待っているわけです。
配置されているアイテムを片づける
アイテム類は拾うことが掃除になる場合と、拾わないことが掃除になる場合があります。そのアイテムが配置されている場所がリスポーンする場所かどうかで対応を変えた方が良いです。
リスポーンしないということは一度拾い切っておけば、新たなアイテムが再配置されないので増えませんね。そういう場所のアイテムは拾い切ることが掃除になります。
逆に、リスポーンする場所にあるアイテムは拾っても、またしばらくすると新たな1個が生まれてしまいますよね。そういう場所のアイテムは拾わない(これ以上増やさない)ことが賢明です。
NPCの数を減らす
NPCも考え方は同じです。その場所がリスポーンしない場所なのであれば倒しきっておけば、もうコンピューターはそのNPCを配置してピコピコ動かす仕事をしなくて済むようになります。
所持品のアイテムを減らす
倉庫に溜まっているアイテムは、ゲームによりますが、商人に売却することでそのアイテムが消滅してくれるシステムの場合は、売却が掃除になります。
武器や防具などを優先的に減らす
また、武器や防具のように、強化しました、加工を施しました、色も塗っちゃいました、という付加情報(プロパティ)を持つようなアイテムは、1個当たりのデータ量が大きいです。優先して掃除するように努めましょう。
個数だけで管理されるアイテムの考え方
逆に、鉄のインゴットが100個、酒が10個というような、単純にその物が何個あるかで管理できるようなアイテムはデータ量が小さいです。
不要なら商人に売却してしまえば良いですが、売らずに保管しておきたい場合においても、どこか1か所にまとめておくことでさらにサイズを縮小できます。
例えば、鉄のインゴット1個が100か所に散らばっているよりも、鉄のインゴット100個が1か所にまとめてあるほうがデータは小さくなります。
プレイデータの掃除をしたら
プレイデータを掃除する前のセーブデータと比較して、セーブデータのサイズが減少したでしょうか?確認してみるようにしましょう。
動作がサクサクか、重いか、というのは感覚的な話なので、効果が出ているか分かりにくいです。日頃からこつこつと掃除するのが無理なくて良いかなと思います。
もし、すぐに体感できるレベルでカクつき・CTD・無限ロードが軽減してくれていればガッツポーズですね。
番外編
Fallout4について補足です。Fallout4は少し特殊なところがあって、セーブデータのサイズだけではなく、セーブデータの個数がトラブルの原因になっている可能性が多々あります。
セーブデータが保存されるフォルダに、大量のセーブデータがずらっと置かれっぱなしになると、明らかに動作が重くなりますので知っておいてください。
保存しておきたいセーブデータは他の場所にコピーしつつ、思い切って消したほうが良いです。
こまちゃんは10個以上置かないようにしています。Fallout4だけですよ。他のゲームは置きっぱなしにしていることも多いですけどね。
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