概要
オープンワールドタイプのRPGはプレイ上の制約が非常に少なく、広大なワールドを自由に訪れ、行き来し、探検することが出来ます。
高い自由度によって得られる没入感は大変大きいですが、その反面、プレイデータが肥大してしまいやすく、トラブルの要因になってしまうことが多いです。
本ページでは実際に肥大してしまったプレイデータをダイエットさせ、スリム化するためのコツについてまとめています。
プレイデータが肥大してしまう背景理由については「オープンワールドゲームのプレイデータが肥大化する問題」にまとめていますので御確認ください。
プレイデータの掃除のやり方
オープンワールドタイプのRPGはプレイ上の制約が非常に少ないところが大きな魅力ではあるものの、むやみやたらにプレイしているとプレイデータの肥大を招くことが多いです。
ゲームに慣れた上級者は、日頃からプレイデータの掃除に繋がるようなプレイスタイルを無意識に、本能的に取り入れ、ゲーミングPCの負荷を減らすよう努められていることが多いです。
プレイデータの掃除の基本的な方針はズバリ、不要なものを手動で削除する、ということに尽きます。
ゲームプレイにおいて必要なのは、目の前のダンジョンの探検や、格闘中の敵NPCとのバトルや、今やりかかっているクエスト等、目下の目標を進めることでしょう。
言い換えると、もう二度と行くことの無い地点・座標に転がっている、価値のない装備品はもう要らないはずです。もう要らないものを見つけ、割り切り、そして片っ端から消滅させることが「プレイデータの掃除」に繋がります。
とはいえ、具体的に何をすればわかりにくいでしょう。無駄なオブジェクトには色々あります。以下に列挙していきます。
クエストを片づける
例えば、受注したままほったらかしにしているクエストが溜まっているのであれば、片っ端から完了させることで掃除できます。
進行状態のクエストが多いと、途中経過の状況を把握し保持し続ける必要があるため、プレイデータは大きくなります。やってくれる日をずっと待っているわけです。
完了させてしまえば、こまごまとした情報を捨て、完全にクリア済みだということだけ記録しておけば足り、スリム化されます。
配置物のアイテムを片づける
アイテム類は拾うことが掃除になる場合と、拾わないことが掃除になる場合があります。そのアイテムが配置されている場所がリスポーンする場所かどうかで対応を変えた方が良いです。
リスポーンしないということは一度拾い切っておけば、新たなアイテムが再配置されないのでもうそれ以上増えません。そういう場所のアイテムは拾い切ることが掃除になります。
逆に、リスポーンする場所にあるアイテムは拾っても、またしばらくすると新たな1個が生まれてしまいます。そういう場所のアイテムは拾わない(これ以上増やさない)ことが賢明です。
NPCの数を減らす
NPCも考え方は同じです。その場所がリスポーンしない場所なのであれば倒しきっておけば、もうコンピューターはそのNPCを配置してピコピコ動かす仕事をしなくて済むようになります。
所持品のアイテムを減らす
倉庫に溜まっているアイテムは、ゲームによりますが、商人に売却することでそのアイテムがリセットされて消滅してくれるタイプのシステムの場合であれば、売却が掃除になります。
武器や防具などを優先的に減らす
また、武器や防具のように、強化しました、加工を施しました、色も塗っちゃいました、という拡張情報(プロパティ)を持つようなアイテムは、1個当たりのデータ量が大きいです。優先して掃除するように努めましょう。
個数だけで管理されるアイテムの考え方
一方、鉄のインゴットが100個、酒が10個というような、アイテムに品質や性能といった概念がなく、単純に何個あるかをメモしておくだけで管理できるタイプのアイテムはデータ量が小さいです。
不要なら商人に売却してしまえば良いですが、売らずに保管しておきたい場合においても、どこか1か所にまとめておくことでさらにサイズを縮小できます。
例えば、鉄のインゴット1個ずつ100か所に散らばっているよりも、鉄のインゴット100個を1か所にまとめてあるほうがデータを小さくすることが出来ます。
掃除の効果確認をしよう
プレイデータを掃除する前のセーブデータと比較して、セーブデータのファイルサイズが減少したかどうか、読み込み・ロードなどのスピードが速くなったかどうか、確認してみるようにしましょう。
効果確認をすることで、効果の出る方法と、効果の出ない・意味がない方法に気づくことが出来ます。
プレイデータの掃除はまとめて一斉にしようとすると、ただの苦行であり苦痛になってしまいます。クエスト等で訪れた時についでに済ませる等、日頃からこつこつと掃除するのが無理なくて良いかなと思います。